
今週は、所要で土日と掛川へ出かけたが、お花茶屋駅でふと気になったのが、駅名の看板だ(写真)
ひらかなでは「おはなぢゃや」、ローマ字では「OHANAJAYA」と、はっきり書いてある。ここまでで頭の中に???が浮かんだ人は、オイラと同じ人種だが、そうでない人はここから先は読まない方が身のためかも知れない。
試しに(IMEでもATOKでも同じだが)、ローマ字入力で駅名のように「OHANAJAYA」と入力して変換してみると、単語登録をしていない限り、多分「お花茶屋」には変換されないはず。
ここは「OHANADYAYA」と入力して変換すると、見事に「お花茶屋」になるのだ。
ヘボン式ローマ字綴りの一覧表では、「じゃ」は「JA」と決められていて、抑も「ぢゃ」はいくら探しても見当たらないのだ。
ヘボン式以外で探してみると、一般に「訓令式」と呼ばれている昭和29年の内閣告示第1号があり、その第1表には、
「ぢゃ・ぢゅ・ぢょ」も、「zya・zyu・zyo」と綴る
となっていて、更に第2表では、以下の綴りを許容するとある。
「ぢゃ・ぢゅ・ぢょ」も、「dya・dyu・dyo」と綴る
但し、この第2表の使用は、「国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合に限る」とあるのだ。
写真のお花茶屋の駅名は、ローマ字表記はヘボン式なのだが、ひらかなの方がヘボン式には見当たらない表記と言う、何だか変なことになっていると思うのだが、京成電鉄さん、いかがでせうか?
確かに、「茶屋」の読みの「ちゃや」に濁点を付けて「ぢゃや」で、違和感は無いのだから、敢えて「じゃや」にする必要はなくて、「おはなぢゃや」のままでいいと思うのだが、ローマ字表記の「OHANAJAYA」は、ちょっと???だなぁ。
ま、「国際的関係」は当てはまらないと思うので、「従来の慣例をにわかに改めがたい事情」に相当すると言うことで、ローマ字表記を「OHANADYAYA」にすれば、丸く収まる(…何が?)と思いますが、どうでせうかネェ?
わたしはzyayaとかdyayaとか書くの面倒だし、発音もいびつだからjayaでいいじゃないか、という意見なのですが、Google Mapsでは駅名、地名ともにOhanajayaの表記ですね。
ttp://tinyurl.com/ohana81nz
おそらくGoogleが勝手に決めたわけじゃなくて、どこかに元データがあるのでしょうから、公式にこういう表記なのかもしれません。