霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

三年振りの「山口薪能」

2014年08月04日 | 能楽鑑賞
2014年8月3日(日)前回が2011年だったから、三年ぶりに開催された「山口薪能」に奥さまと出かけてきた。昼過ぎの三時頃までは下関で仕事があったので、仕事はさっさと片付けて、自宅には寄らずに野田神社へ直行した。季節がら、当然雨は承知の上で、チャリ通勤時代に揃えていた雨合羽を小脇に抱えての観能だ。開演前(タイトル写真)も演能中も、パラパラと何度も小雨が落ちてきたが、いざそれぞれの演目が始まってみる . . . 本文を読む

第9回「防府能」

2011年12月11日 | 能楽鑑賞
2011年12月11日(日)今年8月の「山口薪能」以来、久し振りの能楽鑑賞に出かけてきた。関東に居たときは、例えば毎週でもどこかの能楽堂で自由に能を楽しめていたのだが、いかんせん山口の田舎では、年に数回程度しかその機会が無いのは寂しい限りだ。山口から関東に転居してすぐは、気軽に超一流の芸術に触れることのできることに大きく感激したものだが、しばらく居る間にその感激も次第に薄れてしまい、再度、山口に帰 . . . 本文を読む

山口薪能(野田神社神事能)

2011年08月07日 | 能楽鑑賞
2011年8月7日(日)楽しみにしていた野田神社能楽堂での観能に、奥様と出かけてきた。野田神社すぐ側の菜香亭駐車場が、今夜は臨時の駐車場になっていて、午後6時前に到着したのだが既に半分以上が埋まっていた。そして午後6時半からいよいよ開演だが、いい席のチケットを取ってもらったので前から2列目というほぼかぶりつき状態。演目は次の通り。 舞囃子「忠度」 粟谷明生 仕舞「羽衣」 粟谷幸雄 仕舞「融」 友枝 . . . 本文を読む

野田神社神事能「山口薪能」

2009年08月02日 | 能楽鑑賞
2009年8月2日(日)先週、引っ越し(山口市小郡高砂町⇒山口市嘉川)がようやく終わったばかりで、まだ片付けも全部終わっていないのだが、久しぶりの能楽鑑賞に出かけた。山口市内にある野田神社で行われた、神事能「山口薪能」だ。少し早めに家を出て、8月6日~7日に行われる七夕ちょうちんまつりの飾り付け(写真上)を楽しんだあと、そのままぶらぶらと野田神社まで歩いて向かった。18時過ぎに着いたが、既に境内は . . . 本文を読む

東京ミッドタウン能狂言

2008年09月20日 | 能楽鑑賞
東京ミッドタウンで能狂言があったので、出かけた。友枝昭世師の舞囃子「高砂」、野村萬斎師の狂言「棒縛」、シテ塩津哲生師・ワキ宝生閑師の能「船弁慶」と、実力人気共に当代瑞一の役者が揃い、期待満々で行ったのだが、かなり裏切られてしまった。それぞれの演者は相変わらずの熱演で、唸らせる場面の連続だったのだが、いかんせん舞台環境が最悪だった。遊覧ヘリが、騒音を蹴立てて頻繁に上空を飛び回るのはまぁ仕方ないにして . . . 本文を読む

セルリアンタワーで、能楽と料亭の味を堪能

2007年07月28日 | 能楽鑑賞
渋谷にある、セルリアンタワー能楽堂で能・狂言を堪能し、続いて、隣接している新橋の老舗料亭「金田中」の料理を味わってきた。この二つの場所は、僅か障子一枚で仕切られていて、能楽堂が開演すると共にその障子が開けられ、正面の一等席から能楽が鑑賞できると言う、国内で唯一の贅沢な造りになっている。16時30分に開演し、最初に、歌人で文芸評論家の馬場あき子氏による分かり易い演目解説があったあと、狂言「柑子」が始 . . . 本文を読む

野村萬斎は、やはり天才か?

2006年01月18日 | 能楽鑑賞
18日(水)は、国立能楽堂で「NHK能楽鑑賞会」を楽しんできた。演目は次の通り。狂言「二人袴」大蔵流 聟:茂山逸平 兄:茂山宗彦 太郎冠者:茂山童司 舅:茂山七五三 笛:一噌隆之 小鼓:鵜澤洋太郎 大鼓:亀井広忠 太鼓:梶谷英樹狂言「武悪」和泉流 武悪:野村又三郎 太郎冠者:野村小三郎 主:野村万作素囃子「大小楽」 笛:一噌隆之 小鼓:鵜澤洋太郎 大鼓:亀井広忠狂言:「金岡・大納言」和泉流 金岡: . . . 本文を読む

国立能楽堂で、能・狂言を鑑賞

2005年12月11日 | 能楽鑑賞
今日は、千駄ヶ谷の国立能楽堂へ出かけた。 「至高の華」と言うタイトルで、日頃あまり同時に鑑賞できることの無い組み合わせによる演目だった。 舞囃子「融(とおる)」は、喜多流シテ方で今最も脂ののっている友枝昭世師で、前段の優雅な舞いに続いて、「笏之舞」の小書きによる激しい囃子に乗った見事な舞だった。 狂言「鐘の音」では、円熟の極みとも言える野村万作師が、鐘の音の鳴り分けをいかにもそれらしく演じ、思 . . . 本文を読む