霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

旧山陽道(周防高森から関戸まで)

2009年05月06日 | 旧山陽道
2009年5月6日(水)
ついにGW最後の休日となったが、テレビのニュースは相も変わらず、やれどこそこのインター付近で何十km渋滞だのばかりをタレ流している。落ち着いて考えてみれば、千円で乗り放題になったことでやたら得をしたような気になってる訳だが、何時間もの渋滞に家族ぐるみで耐えて時間を浪費し、またその間もノロノロ運転やアイドリングでガソリンを無駄に消費し、挙げ句の果てに疲労困憊で帰宅して、皆さん一体何を得たのだろうかネ?
高速を利用したことで休日のストレス発散になった人はそれはそれでいいとして、アホなマスゴミが判で押したように渋滞報道ばかりというのは、どう考えてもおかしい話だ。世間には、ETC割引の恩恵さえ与れない層の人達が特にここ最近わんさと増えた訳で、一体どのような気持ちでこの渋滞報道を見ているか知りたいものだ。
と、低俗な日本のマスゴミに憤慨しつつもマイペースで歩き続ける。先週の続きで、JR岩徳線に乗って周防高森に行き、駅前からスタートした。⇒菅原神社⇒玖珂総合支所前⇒岩隈八幡宮⇒欽明寺⇒欽明路峠⇒柱野⇒御庄(みしょう)⇒本庄八幡宮⇒多田⇒関戸と辿った。
県道15号線の所謂「欽明路道路」や山陽自動車道の「欽明路トンネル」は、過去に何度となく通っているが、「欽明寺」を訪れたのは今回が初めてだ(写真1)。こんな山奥にと驚く程の、立派な鐘門と大きな楠の木が出迎えてくれる。寺内の庭園も綺麗に手入れされていて、山の清々しい空気と共に、疲れも吹き飛ぶ。
欽明寺を過ぎると上り坂の葛折りになり、途中で山陽自動車道を跨ぐので上から眺めることができる(写真2)。ちょうど欽明路トンネルの入口になり、この時間(昼過ぎ)はさほど渋滞もなくスイスイと流れているようだ。
岩国IC入口信号を過ぎた辺りで、「台風14号最高水位」と書かれた大きな看板が目に付いた(写真3)。4年前の9月7日午前1時と書いてあるが、錦川が氾濫してこの高さまで水が来たということだナ。首まで浸かる程の水位だから、さぞや恐怖であったことだろう。
藤河郵便局のところに、「旧山陽道・岩国往来」と書かれた標識があり、参勤交代の往時を偲ばせる山道が今も残っていて(写真4)、短い距離だが歩いてみた。道の最後で国道2号線に出るところはかなりの急傾斜で、結び目を付けたロープが渡してあり、コンクリート壁の僅かな隙間からまた国道に出られる。
今日の目的地点の関戸に着いたあと、帰宅するのに、岩徳線の西岩国か川西か柱野のどの駅にするか迷ったが、新幹線新岩国駅行きのバスが目の前にちょうど来たのでこれに乗り、新岩国駅前からもう30分歩いて柱野駅から岩徳線に乗った。そのせいで、42,664歩だったが、旧山陽道の実歩行時間はちょうど6時間程だった。


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