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2012年12月31日(月)
愈々、暮れも押し迫って参りました。公私共にいろいろあった一年でしたが、来年も何とか世間様にご迷惑をかけないように、そして少しでもより良い社会に貢献できるようにしたいなぁと、柄にもなく思ってしまう年の瀬であります。
例年繰り返される、「レコ大」や「紅白」なんかのとんでもない低俗さ(幼稚さ)にほとほと愛想を尽かして、地上波TVでの音楽番組には全く興味をしめさなくなってもう久しいのですが、逆に音楽への愛着は歳を経るごとに増してきています。
最近のお気に入りと言えば、やはり「女性ジャズボーカル」ですかネ。当初は、鈴木重子やケイコ・リー、綾戸智恵など、日本人女性ものを聞いていたのですが、理由は分からないけれど何となくの不自然さをずっと感じ続けていました。
そして出会ったのがダイアナ・クラールで、あまりに嵌り過ぎて一日中でも聞いていてしまう程なのです。とても40歳台の年齢とは思えない妖艶さに加えて、確か過ぎる歌唱力と、そして魅力的で卓越したピアノ演奏は、オヤジをキュンと虜にしてくれます。天は気まぐれに、一人の女声に二物も三物も与えたもうことが、‥‥‥あるのですネ。
タイトル写真に見えるアルバムが今のところの手持ちですが、お薦めはやはり、ブルーレイディスク版の「Live in RIO」です(写真左下)。国内発売はされていないので輸入盤しかありませんが、DVD版のようなリージョン制限が無いので、日本でも普通に再生が可能です。
ブルーレイ再生環境が無い方には、写真左上に見える「Live in Paris」か、「Live at the Montreal Jazz Festival」のDVD版を是非。
そして、まずはCDでと言う方は、写真右のCD群、中でも一番手前の「The Look of Love」を聞いてみてください。出だしの「S’Wonderful」から直ぐに、ダイアナの世界に引き込まれて行きますからぁ~
そして、ジャズ・フュージョン界で一番好きなベーシストがマーカス・ミラーで、「Silver Rain」(上写真左下)の演奏を聞くと、ベースってこんなに表現力が豊かな楽器なんだと、改めて知らされます。ベースを、低音部の単なる伴奏楽器だと思っていたら、とても痛い目に逢います(笑)。
ただ、マーカス・ミラーの凄さを心底満喫するには、ベースという楽器の特性からそれなりの再生装置が必要で、間違ってもラジカセやミニコンポなんぞで聞こうとは思わない方が懸命です。
更に、バンド演奏とヴォーカルハーモニーを共に楽しみたい時のとっておきの一枚が、イーグルスの「Hell Freezes Over」(上写真右下)だ。95年の再結成時のアルバムだが、演奏・ハーモニー・録音音質のどれをとっても超超超ぉ~一級品で、お馴染みの「Hotel California」なんぞはもう、イントロのアコギが始まった時点で背筋がゾクゾクするのが分かる程。でも一番好きなのは、二曲目の「Love will keep us alive」なんだけどネ。
X-JAPANやミスチルなんかが、イーグルスを超えようとしたのが頷ける素敵な演奏ばかりなんだが、イーグルスを超えるどころか足元にも及んでないのも良く分かるのが、日本人としてはちょぃと悔しい気もするのだ。
最後に敢えて日本人を入れるなら、やはり、今は亡き村下孝蔵でしょう。彼のアルバムは全て所有しているが、録音の音質的には一番悪いのに、村下孝蔵の息遣いと魅力を一番感じられるのが「GUITAR KOZO」(上写真上)だ。
サラウンドの再生環境でじっくり聞くと、ホール客席前方の特等席で、彼と時折目を合わせながらライブを楽しんでいる自分を発見できるのだから、こっらぁ~堪らない(‥‥何という自己満足ぅ~)。
さて、大晦日の夜は、どれにしようか・・・・・
そして、2013年が皆様にとって素晴らしい年でありますように
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