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和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「君に届け (1)~(4)」読了。

2009-10-23 13:24:44 | 読書感想文。
ものすげえ今更なんですけど、「君に届け」1巻~4巻読みました。
既刊は8冊ですかね?
これは、取り敢えず継続して読みたいと思います。

しかし、これはもう主人公・爽子の勝利ですね。
何という秀逸キャラ。
彼女を補うように設計されたであろう友人たちと相まって、実に見事な人間関係を
作り上げているんじゃないでしょうか。
キャラから話を作るってのは、こういうことを言うんだろうなぁ。

それにしても、この話ってこれ以上どう広げるの?
恋愛方面にばっかり偏ってもらっても困るけど、もう風早とくっついて終わり、
くらいしかやることないんじゃないの?
うーん、少女漫画はちょっと弱いので良く分かりません。
良く考えたら、「V・B・ローズ」以来だわ、少女漫画。

アニメ始まってますが、爽子役は能登麻美子なんですね。
なんちゅーか、ハマりすぎだろう。変な意味で。

「人類は衰退しました (1)」読了。

2009-10-23 12:59:09 | 読書感想文。
ついにガガガ文庫ですよ。
「ついに」の意味が分からないですが。

本作は、ヒトという種が緩やかに衰退してしまい、代わりに妖精さんたちが
栄えた地球のお話。
読む前は、結構殺伐としたイメージだったんですが・・・。
全然間違ってましたね。

何だ、このほんわかのほほんとした作品は。

基本、血生臭いことが起こったり大事件が勃発したりすることはありません。
となると何を楽しむのだ?ということになってしまいますが。
端的には、大勢の妖精さんたちとの対話そのものを楽しむ作品かと思います。
妖精さんたちは、みんな楽しいことが好きで争いや諍いもなく、少年のような存在。
イメージとしては、「よつばと!」のよつばみたいな。
あと、「もやしもん」の菌たちがワイワイ騒いでる感じ。
その辺に近いです。

衰退した人類であるところの主人公は、彼らと人類の間を取り持ったりすることを
仕事としているのですが・・・そんな平和な彼らとの間に揉め事もなくて。
妖精さんの不思議な生態を観察して、一緒に騒いで遊んで終わり。
――みたいな。

そういう作品なので、台詞回しが全てと言っても過言じゃないですね。
これがもう、妖精さんの可愛らしさが全面に押し出された見事っぷりで。
ほのぼのと楽しめてしまいました。
既刊4冊、読破したいと思います。