社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

1月25日(水) 救世主・ネックウォーマーと耳当て。

2023年01月27日 07時02分08秒 | 2023年

 7時半起床。今日も寒波は手加減なしで、日中でもマイナス10℃だそうだ。

 やっぱり窓枠の結露が凍っている。いや、窓そのものが凍っているのだろうか。

 朝食は、昨日セイコーマートで買ったおにぎりとヨーグルト。

 9時半過ぎにホテルを出て、お仕事へ。馬の医療に関するお話を聞き、とても勉強になる。また、外がとてつもなく寒くて死にそうだったのだが、ご厚意でネックウォーマーと耳当てをプレゼントして頂き、一気に温かくなった。本当にありがとうございました。

 昼食は「BASE.S CAFE SHIN-HIDAKA」へ。

 牧場関係者の方が経営するカフェとのことで、馬に関する展示物がたくさんある。

 主要な競馬雑誌に加えて、関係者しか手に入れられない情報誌も置いてある。

 過去の名馬を思い出させてくれる品物もたくさん飾られていて、思わず見入ってしまう。

 マイネルマックスは、ここ静内(サンコウ牧場)の生産馬。

 ハーツクライが取り上げられた海外の雑誌(?)が置いてある。おそらくとても貴重なものだと思う。

 生産馬が大レースに勝つと、牧場さんによってはこういった記念品を作って関係者に配布する。これはコパノリッキーの2回目のフェブラリーステークス優勝時のものだが、初めて勝った時の衝撃は今でもよく覚えている。G1レースで16頭中16番人気の馬が勝って、単勝が272倍も付いたのだ。

 香港G1を2勝したウインブライト。中国語名は「勝出光采」だったんだ。お父さんのステイゴールドも香港G1を勝っていて、「黄金旅程」という名前が付いていたっけ。

 亡き岡田総帥の夢を叶えたユーバーレーベン。あのオークスは泣いた。先週末のAJCCの走りも胸に来るものがあった。

 店内では競馬中継が放映されている。仕事中でなければ、長居して延々競馬に打ち込みたいところである。

 料理はロボットが運んできてくれる。

 注文したのは本日のサンドイッチ(チキン)。思っていた以上に本格的で美味しいサンドイッチである。また、一緒についてきたチキンが揚げたてで美味しかった。揚げ物をこんなに美味しいと思ったのは久しぶりだ。どうやら唐揚げもメインメニューのひとつのようなので、次はそれを注文してみよう。

 午後のお仕事へ。

 これから競走馬の牧場見学をしようとお考えの皆様、今一度見学マナーについてご確認ください。以前は私も勉強不足から無意識にマナー違反をしていたことがあるので偉そうなことは言えませんが、特に初めて行かれる際には念入りに確認されることをおすすめします。

 馬、その中でも特にサラブレッドは本当に繊細な生き物で、言い方は悪いですが簡単に死んでしまいます。牧場にとって馬は経営の基盤となる財産で、種牡馬であれば安くても数千万円、高いと数十億円という価値があります。繁殖牝馬や仔馬も、その馬がいなくなったら牧場の経営が成り立たなくなるくらい貴重な存在です。こうした事実と、それでも見学を受け入れてくださっている牧場さんへの感謝の気持ちを忘れず、マナーを守って馬の美しさや迫力を楽しんでください。

 帰り道、いつものようにセイコーマートに寄ったら、道が完全に凍っていて危うく転びそうになった。

 16時前にホテルへ戻り、大福と飲むヨーグルトをお供に1時間ほど仕事をする。

 17時半に上司と再集合し、夕食に出掛ける。もはや道全体がスケートリンクになっている。

 焼肉屋「伊藤課長」に入る。「胃とか腸」から来ている名前だそうだから、ホルモンは必ず食べたい。

 まずは、タンやカルビ、ハラミ、トントロなど普通の焼肉メニューを頂く。ハラミが肉厚で美味しい。

 途中でジンギスカンを挟む。

 ここでホルモンが登場。胃も腸も美味しい。

 最後にもう一度カルビとハラミへ戻り、お腹いっぱいでお店を出る。先ほどまで炭火でぽかぽかだったはずだが、一瞬で寒さに震え始める。朝のように耳が首が露出していたら、もっと酷いことになっていただろう。

 写真だとわかりづらいが、風で地面の雪が吹き上げられて舞っている。サラサラなので顔にかかっても濡れることはないが、とてつもなく冷たい。

 20時過ぎにホテルへ戻り、熱めのシャワーを浴びて身体を温める。

 仕事をしながらデザートタイム。甘いものの力を借りて、この出張の報告書を書き上げる。

 大のお気に入りとなったヨーグルトは、大きいパックで買ってきた。半分は明日の朝にとっておくつもりが、結局最後まで手を止めることが出来なかった。美味しすぎるって。

 YouTubeで「日経テレ東大学」のコンテンツを見ていて、リスキリング(学び直し)という言葉がとても印象に残った。私は今の仕事が大好きで、今のところ辞めるつもりは全くないが、ニッチな業界の中でも更にニッチな仕事をしているため、外部で通用する知識やスキルが身についているかというと自信はない。更に、社会人としての折り返し地点が近づいて来ており、これまで(主に前職で)は若手という立場から時代の流れについていけないおじさんたちを老害として蔑んできたが、そろそろ自分が時代の流れに食らい付いていけるかどうか、若い人たちの足を引っ張る老害になってしまわないかどうかを心配すべき時期に差し掛かってきた。時代の流れからしても、組織の中で評価された、給料が上がった、昇格したというようなレベルではなく、もっと本質的な部分で「社会から必要とされる人材になるにはどうしたらいいか」ということを考えなければならないのかもしれない。リスキリング、具体的なイメージは全くないが、前向きに考えてみようか。

 日付が変わる頃に就寝。