6時起床。身支度を整え、車に乗って青山へ。とある式典に出席する。青山に来るのは本当に久しぶりだったが、相変わらず洗練された街だった。
昼過ぎに終了し、そのまま静岡(清水)へ向かう。今日は、Jリーグ第34節、清水エスパルスvs.ガンバ大阪の試合が行われる。今季のリーグ最終戦である。当初は時間的に難しいだろうと思っていたのだが、良いチケットを頂いたこともあって、遅れてもいいから観に行くことにしたのだ。しかし、久しぶりにスピード狂となった結果、難なく試合開始前にスタジアムに到着することが出来た。
今日は、ガンバが勝つと他会場の結果次第では優勝の可能性があるということや、今季限りで退任が決まっている西野監督のラストゲームということで、アウェイ側応援席は完全に青色で埋め尽くされ、サイドスタンドのアウェイ側も青色一色だった。これでは、どちらがホームかわからない。チケットが完売したというから予想はしていたが、ここまで青色が多いとは思わなかった。
15:33キックオフ。開始早々はエスパルスの入り方が良く、いきなり9分に得点が生まれる。右サイドの辻尾選手のクロスに伊藤翔選手が完璧に頭で合わせた。これまで「未完の大器」と呼ばれながら一切結果を出せていなかった彼にとって、これはただの1点に留まらない大きな意味を持つだろう。サポーターもそれを承知しているから、こちらも普通の先制点とは全く異なる盛り上がり方だった。しかし、その後はガンバの底力を見せつけられることとなる。前半32分、39分と立て続けにイ・グノ選手に得点を奪われあっという間に逆転されると、後半に入って52分にも二川選手にダメ押しゴールを許し、結局1-3で試合終了。1点目と3点目はミスから生まれた失点なので、余計に悔しい。しかし、敵ながら、ガンバの今日の試合に賭ける気持ちの強さは素晴らしかった。首位の柏が勝ったため、結果的に優勝は出来なかったが、選手全員が西野監督の最後にふさわしいプレーをしていた。
試合終了後は、エンディングセレモニー。竹内球団社長、ゴトビ監督、小野選手の挨拶のあと、選手たちが場内を一周し、最後に打ち上げ花火が行われた。ゴトビ監督が、「ここが私のホームタウン」と言っていたのが印象的だった。来年と言わず、サンフレッチェ広島のペドロヴィッチ監督やセレッソ大阪のクルピ監督のように、長期に渡ってチームを率いて欲しい。また、移籍が噂されている岩下選手、太田選手に対しては、スタンドから残留を望むメッセージの書かれた垂幕が下ろされていた。そう、シーズンが終わると、どうしても移籍問題が出てくる。いちサポーターとしては、ただただ昨年のような大失態を犯さないよう祈るしかない。
リーグ戦終了。しかし、まだ天皇杯が残っている。
時間を気にする必要がないので、帰りはゆっくり歩くことにする。途中で「風月堂」という和菓子屋の前を通り、看板に大きく書いてあった「次郎長笠」に惹かれ、休憩がてらに入ってみる。清水の郷土銘菓らしい。せっかくなのでひとつ購入したら、サービスで生クリームどら焼きを2つもつけてくれた。大きさや値段は異なるものの、どら焼きを1つ買ってサービスでもう2つもらえるって、めちゃくちゃ太っ腹だ。ちなみに、帰ってから食べてみたところ、どちらも非常に美味しかった。次郎長笠は顔ぐらいの大きくて、中には栗やお餅が入っていた。しかも、皮にもこだわっているようで、しっとりと柔らかく、ほのかな甘みがある。これは、本物の銘菓(名菓)である。
40分ほど歩いて、エスパルスドリームプラザに到着。小腹が空いたので、「スガキヤ」で「特製ラーメン」を食べる。かなり歩いた後だったこともあって、余計に美味しく感じられた。
更に20分ほど歩いて、清水駅に到着。駅の近くの喫茶店「羅比亜」で休憩。前回来た時にパフェが美味しかったので、今回は最もおすすめされている「フルーツタワー」というパフェを注文する。出てきたパフェは本当に「タワー級」の高さで、新鮮なフルーツがふんだんに使われている。アイスクリームも普通のものとは少し違って、かなり美味しい。しかも、通常はフレークなどでごまかす底のほうの部分にもフルーツやアイスクリームが入っている。これで500円って、良心的過ぎるでしょ。
車に乗り、帰途へつく。そうは言いつつも、東名高速に乗って10分ほどで由比PAに入り、食堂で「桜えび天丼」と「生桜えび」を食べる。先々週に食べた時の美味しさが忘れられなかったのだ。どうやら閉店間際だったようで(おそらく20時閉店)、店員のおばさんは完全に迷惑そうな顔をしていたが、こっちは埼玉から来てるんだ。それぐらいで引き下がるわけにはいかない。天丼は、先日のお茶漬けに比べると桜えびの風味が殺されてしまっているような気がしたが、生桜えびは相変わらず美味しかった。次回は、もうちょっと早い時間に来ます。
その後は、港北PAで10分ほど休憩した以外は、3時間近く延々と運転する。結局、帰宅は23時過ぎ。さすがに、疲れた。