７月３日（日）

　 ８時起床。シャワーを浴びて身支度を整え、９時過ぎに宿をチェックアウト。駅前の商店街を歩き、清水駅へ。

清水駅前の商店街は、エスパルスの旗に溢れている。

　 清水駅から上りの東海道線に乗り、隣の興津駅で一旦下車。次の電車を待つまでの10分ほどの間、ホームをうろちょろして過ごす。その後、沼津駅でも一旦下車して特急あさぎり号の写真を撮り、乗り換えの熱海駅では特急スーパービュー踊り子号の写真を撮り…と、所々で寄り道をしながら小田原を目指す。

興津駅での風景。

特急あさぎり号（左）とスーパービュー踊り子号（右）

　 11時半前に小田原に到着し、開店と同時に「天史朗寿司」へ。お任せの「地魚寿司」を食べる。今回は、初めてカツオと（確か）ヒラマサの卵の巻物が入っていた。ここでは毎回異なる種類のネタが出てくるのでワクワクするし、それが毎回新しい発見をもたらしてくれる。また、今回は塩で締めた金目鯛が非常に美味しかった。

暖簾に西村京太郎さんのサインが入っている。

左上がカツオ。

　 小田原からは、小田急線に乗る。12:05発の特急ロマンスカー、はこね14号に乗り、一路新宿へ。今回の車両はＶＳＥという新しい車両で、乗るのは２度目だが、やはり乗り心地は素晴らしかった。さすが小田急である。一方で、これまでロマンスカー（ＶＳＥ）の車内販売では小田原牧場アイス工房のジェラートが販売されており、今でもメニュー上はそうなっていたのだが、実際にはロッテのアイスクリームになっていた。なんか寂しい。たまたま在庫の問題だったのかもしれないが、やはりせっかくなら地元企業の商品を取り扱って欲しい。

ロッテのアイスも美味しいけど…。

　 地元へ戻り、夏用の半袖Ｙシャツと『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を購入してから帰宅。すぐに読み始め、夕飯前に読み終わる。思ったよりも遥かに面白かった。所々でドラッカーの言葉が引用されていて、その具体例としてストーリーが展開していくので、抽象的な内容もわかりやすい。しかし、最後の方（詳しく書くとネタバレになるので、「準決勝ぐらい」とだけ言っておこう）からストーリーに入り込みすぎてしまい、マネジメント云々はどこかへ行ってしまった。最後はベタな展開だったが、何だかんだで泣ける。

７月２日（土）

　 ８時起床。今日は、Ｊリーグ第２節、清水エスパルスvs.鹿島アントラーズの試合（＠日本平）を観に行く。この試合は本来３月12日に開催予定だったが、前日の震災の影響で今日に延期になっていた。地震前々日の３月９日にチケットを購入し、１列目の通路側という最高の席に当たったため、地震直後は何とかして翌日清水に行かなければと考えていたのだが、その時はまだこれほど甚大な被害が出ることは予想もしていなかった。

　 10時過ぎに家を出て、東京駅11:00発の東名スーパーライナー９号に乗り、静岡へ。いつもは静岡駅行きの急行バスに乗るのだが、このスーパーライナーは名古屋行きの特急バスなので、静岡駅に行くためには東名静岡ＩＣで降り、路線バスに乗り換えなければならない。しかし、その分バスの車両は２階建て３列シートのエアロキングという種類のものになる。しかも、今回は２階席の１番前の席を取ることが出来たので、いつもとは違って前方の景色を満喫しながら移動することが出来た。

首都高速六本木付近。

東名足柄付近。

２階建て３列車両「エアロキング」（足柄ＳＡで休憩中）

東名由比付近。

　 静岡駅には14時過ぎに到着し、まずは腹ごしらえ。静岡では有名だという洋食屋「スパーゴ（紺屋町）」へ。ランチセット適用の時間ギリギリに滑り込み、おすすめだという「スパーゴ風ハンバーグ」を食べる。デミグラスソースの煮込みハンバーグで、ソースは濃厚だし、ハンバーグもかろうじて形を保っているという位の柔らかさで、非常に美味しい。また、セットのデザートに選んだ「クリームブリュレ」もさっぱりとした甘さで美味しく、とても幸せな気持ちになった。ただしこのお店、女性グループやカップルばかりなので、男１人で入るには若干の勇気が必要かもしれない。

アイスティー、食前酒、サラダ。

スパーゴ風ハンバーグ

クリームブリュレ

　 清水駅へ移動し、駅前にあるホテルビスタ清水にチェックイン。荷物を置いて身支度を整え、アウトソーシングスタジアム日本平へ。雨が降ったり止んだりを繰り返す生憎の天気である。しかし、せっかくなので１時間ほど前から席に座り、選手たちの練習を見て過ごす。また、試合開始前には、小野選手のＪリーグ通算150試合出場、岩下選手の同100試合出場を祝した花束贈呈が行われた。小野選手には、彼の２人の娘さんから花束が渡され、その光景にスタンドからは大きな拍手が送られていた。

静岡駅から清水駅へ。

パルちゃんによるスポンサー紹介（サッポロビール）

試合前の練習風景。

小野選手は娘さんから花束を受け取る。

岩下選手も小野選手の娘さんから花束を受け取る。

　 18:34キックオフ。試合は終始アントラーズのペースで進み、エスパルスは全くと言っていいほどチャンスが作れない。扇谷主審のジャッジもいつも通りめちゃくちゃで、試合をコントロール出来ない。彼の判定は、そういう意味では非常に安定している。安定してカスなのだ。後半に入ると徐々に攻撃にリズムが出始めたものの、反対にピンチも増える。しかし、ＧＫ薄井選手の好セーブに相手の決定力不足も手伝って、何とかスコアレスドローで試合終了。正直、面白い試合ではなかったが、現状で鹿島相手に負けなかったことはある程度評価されて然るべきだろう。

一番前の席からだと、本当に選手が目の前で見える。

　 22時過ぎにホテルへ戻り、０時過ぎに就寝。いつも日帰りだったので気付かなかったが、泊まると体力的にはかなり楽になる。