天佑堂鍼灸院日記

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クリシュナムルティに戻りたくなる私

2005年10月24日 19時29分36秒 | 精神世界
精神世界の本を読むと輪廻転生や前世について書かれたものが多い。
飯田史彦さんや斉藤一人さんの話しにも良く出てくる。
正直に言うと私はそういうことを心のよりどころにするのにやや抵抗がある。
どうしてもクリシュナムルティの思想のほうがしっくりくる。
こういった輪廻転生的な世界観を以前ここでも紹介してきた。
しかし結局のところ我々は今この時点を生きているのでありそれ以外ではない。
苦しみの原因を前世に求めたりあるいは来世に希望を見い出したりしたところで
今この現在を生きる以外のことは我々にはありえない。
過去に苦しみの原因を追求する必要はないのではないか。
未来の希望をよりどころにする必要はないのではないか。
100%今この瞬間を全力で生きることができればそれで十分なのではないかと思う。
もちろん自分がそのように生きれているわけではない。
過去に現在の問題の原因があるならば現在は過去の問題が生み出した問題のある状態であるはずで
その問題のある現在からは問題のある未来が生じるはずである。
ここで我々が過去を問題にするなら我々はかえっと過去にとらわれてしまい
問題は未来永劫つづくのではないだろうか?
我々がすべきことはこの現在をしっかりと見つめそれに最適に対応することではないか。
もし私のうえに世間一般で言う悪いことがおこったとしよう。たとえば病気、怪我、身内の不幸など。ここで我々は、自分を「ついてない」、と嘆くでなく、「ついてる」と考えて精神を鼓舞するでもなく淡々とやるべきこととやればよいのではなかろうか。
解釈は不要であるということだ。
悲しみは湧き出てくるかもしれないが、それを抑制するでもなく、かきたてるのでもないありかた
それがもっとも楽で自然な生き方ではなかろうか?
無理にポジティブにふるまうことはなにか欺瞞のように感じることがある。
我々は無理に他の立派な人や成功した人のようになろうとする必要はないのではなかろうか。
そう思ってしまうのである。

ああ頭がつかれた!


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