ヒゲの始まり

何でヒゲをはやすようになったんだっけーと考えたら、昔患者さんから聞いた話を思いだしました。

その人は１０年くらいあらゆる治療法を試したけれども全然なおらなかった人だったんですけど、ある治療院にいったらなんか日本刀が飾ってあった。

「なんかスゲー効きそー」

そう思ったそうです。

それから出てきた先生が和服ですごい長いヒゲをはやしている。
「どれ、治してしんぜよう」
とか言う。
（今時そんなこと言うやついるのか、、、と思う私）

「うおーこりゃすごそー、絶体効くぞこりゃ」

というわけでその治療院に一年以上通ったけれども全く改善しない。

そんなこんなで私のところに来て、幸運にも良くなったんですけど、
その時その患者さんが
「なんか日本刀とかおいてあったり、長いヒゲをはやしていると効きそーに思えて通っちゃうんですよね。」

その話を聞いて、
「なるほど張ったりは、大事だ！
俺もヒゲをはやすぞー」

なんてことだったような気がしますが、、、

ヒゲがなくなる

世の中張ったりも必要かと思い、今までヒゲをアゴの下にたくわえていましたが、自分で自分のレベルに納得できるようになりましたので、最近ヒゲをそりました。

自信がない時は、虚勢とか張ったりとか必要かとおもいますが、自信が出てくると普通にやっててもいいかなと思えるようになりました。

世間では、謙虚なのがよいとされていますが、私は、そうとは必ずしも思いません。まじめな人は謙虚であろうとして勢いとか元気がなくなることが多いです。

そうすると、人におもしろみがなくなって目立たなくなってしまいます。
自信が無さそうに見えてしまいます。

私は、もともと劣等感が強いのですが、こうした人間が謙虚であろうとするとどんどん自信もなくなってきたりするんです。

自分の経験からいって自信をなくして良いことなどありません。
他人にも伝わりますから、重要な仕事が回ってこなくなったりします。

最初のうちは、少し傲慢だったり、張ったりかましたりするのも手だと思います。から元気でもないよりはましです。