天佑堂鍼灸院日記

楽しい体のプロデュース
刺すハリ治療から刺さないハリ治療へ

クローン病

2012年12月13日 17時18分52秒 | 健康と美容
最近クローン病の患者さんが増えています。ど
うしてだろうと思っていたら、以前クローン病で通院されていたかたが手記をブログに書いてくださっていたようです。年々クローン病の患者さん自体も増えているということもあるのでしょう。私の経験からも他の鍼灸院のブログなどをみても鍼灸はクローン病に効果的なように思えます。もっと鍼灸治療を活用するかたが増えても良いように思えますが、鍼灸という世界のマイナーさというか、認知度の低さにため息がでる思いです。もっと鍼灸治療が全体として認知されても良いように思えます。

脳を鍛えるには運動しかない?

2010年10月31日 10時17分47秒 | 健康と美容
最近「脳を鍛えるには運動しかない」という本を読みました。
(NHK出版 ジョンJ.レイティ著)
運動が単に体重をセーブし循環器系の疾患を予防するだけでなく。
様々な脳内物質をバランスよく増加させまた脳のニューロンそのものも増加させるというようなことが書いてあります。
有酸素運動をすることでドーパミン、エンドルフィン、セロトニンといった物質が
増加しうつ病やその他様々な不安障害、タバコやアルコールへの依存症といったものまで改善を促す効果があるというデータがあるようです。
また有酸素運動をしたときに心筋からでるANPという物質もまた脳を沈静化する効果があり運動による不安の沈静化の要因として考えられているということです。
その他学習障害や妊婦の運動による胎児への良い影響(もちろんハードなものでなく)
についても述べられています。
最近私もジョギングをしていますが、それにより精神状態も身体も良くなっていくのを感じます。この本を読み納得。一般向けの本にしては内容が濃く大変良い本です。
自分の身体や精神についてかなり希望がもてます。
最近はうつ病になる人が多いのですが職場や日常の生活環境人口的になり体を動かすことが年々減っていることも一つの要因でないかとも考えます。
一読をお勧めいたします。

がんの遺伝子治療

2009年01月26日 13時14分49秒 | 健康と美容
昨日は秋葉原のUDXヒラハタクリニック主催のがんの遺伝子治療のセミナーに参加しました。
最先端の治療のすごさには驚嘆させられました。
今後遺伝子治療が癌治療の主流になるであろうことが予期されます。
すべてを良く理解できたわけではないが自分なり理解したことを書いて見たいと思います。
 まずがんの発生には遺伝子の異常があるということが近年の分子生物学の進歩によりわかってきたということです。
具体的にはがん関連の遺伝子の突然変異であるとか、がん抑制遺伝子のプロモーターのメチル化、がん遺伝子の過剰発現などだそうです。
がん抑制遺伝子はその名のとおりがんの増殖を抑制する働きをする遺伝子。
癌抑制遺伝子のプロモーターとは癌抑制遺伝子のスイッチのような部分だそうでここがメチル化(CH3の結合)するとスイッチがオフになって働かなくなるそうです。
がん遺伝子はがんを増殖させるような遺伝子だそうです。
これが過剰になるあるいは突然変異で過剰にはたらけば当然がんになるというわけです。
がん細胞が通常の検査で発見されるのは5ミリ~10ミリ程度になってからでこの段階だと転移している可能性が高いそうです。
この段階はすでにがんが発生してからすでに5年~20年たった段階だそうです。これ以下の段階では通常の検査では発見できないのですががん関連遺伝子の検査やフリーDNAと呼ばれる血中に放出されたDNAを検査することでこの段階でのがんの発生がわかる、あるいは将来のがんの発生が予期できるということです。
治療としては間接法と直接法があります。
間接法とはDNAワクチンというものを患者の細胞から作成し投与するもので代表的なものに樹状細胞ワクチンというものがあります。
これは樹状細胞という免疫細胞に対しある物質を異物として攻撃するような指令を与える細胞だそうです。通常はがん細胞は自分の細胞なので免疫細胞から攻撃されないようになっていますがこの樹状細胞の遺伝子を変えることでがん細胞を攻撃するような指令がでるようになるそうです。
直接法はがん細胞やがん血管を死滅させる遺伝子を直接投与するそうです。
胃がんが肝蔵に転移したものがきれいさっぱり消滅しているCTの映像をみせられたりや脳に転移した肺癌が完全に消滅したなどの症例をみていると最先端の技術の進歩には感嘆します。
治療の金額が400万円以上と高額なのが今のところネックですがここがクリアされれば今後はこの遺伝子治療が癌治療のメインとなっていくことが容易に予想されるセミナーの内容でした。

東洋医学の発想

2008年11月27日 10時31分29秒 | 健康と美容
一般に言う東洋医学は古代中国でうまれたものです。
当然その時代その地方の習慣思想といったものに深くむすびついています。
その根底にあるのは陰陽5行説であり易の思想です。
森羅万象を陰陽の2種類と木火土金水の5種類にわけていくのです。
臓器、経絡、ツボこれらも陰陽五行に分類されます。
胃は土、腎臓は水、肝臓は木、心臓は火、肺は金、という具合です
日時もまたそれに分類されます。
十干十二支がそれです。
暦にのっている八白土星とか一白水星とかもそうですね。
八白土星んの人は土の性質をもっている。
一白水星の人は水の性質をもっているというわけです。
治療法のなかには患者の生まれた日の十干十二支から治療にふさわしい日時とツボを選定するような方法もありその算出のための表もあるようです。
納甲法とか霊亀八法とかいう方法がそれで明の時代に書かれた「鍼灸大全」という本に載っているそうです。私は直接読んだことはありませんが。
人にはそれぞれ生体のリズムがあり周期のようなものがあるとは思いますし、
それによって治療にふさわしい日時というものがあるのだとは思いますが、日時を限定してしまうのはなんとも治療としてはやりにくいので今のところ自分でやってみようという気にはなれません。

天佑堂鍼灸院

大骨空

2008年03月27日 14時56分24秒 | 健康と美容
たまには鍼灸師らしいことを書きましょう。
最近はパソコンを使って仕事をする人が多いですよね。
眼がつかれることがおおいですよね。
そこで今日は眼に効くツボをご紹介します。
何かひとつ自分でお灸などやりやすい場所と考えたら、この大骨空というツボがいいんじゃないかと思いました。
これは手の親指の関節の部分の手の甲側にあります。
ちょうどシワがたくさんあるところの中央。
これが眼の奥の痛み、白内障などの時に良いとされています。
他にも眼の周りとか背中や肩にも眼に効くツボはありますが今日はお灸がしやすい場所ということでこちらをご紹介させていただきました。


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