人はなぜ太るのか―肥満を科学する (岩波新書) | |
岡田 正彦 | |
岩波書店 |
今回は、岡田正彦『人はなぜ太るのか―肥満を科学する』を紹介します。肥満について整理された新書だと感じます。斬新な発見があるなどの新たな示唆が得られるような本ではないですが、肥満について当たり前のことが当たり前のように整理されています。
<本書で記載された要点>
たんぱく質は肥満の原因にはならない。炭水化物の余剰の糖分は脂肪酸に変化し、体内に蓄積されるため肥満の原因になる。脂肪の余剰の脂肪酸は中性脂肪として蓄積されるために肥満の原因になる。
脂肪の中でも皮下脂肪型と内臓脂肪型があり、内臓脂肪型のほうが病気につながる。
減量ペースは一週間当たり0.5Kgずつー体に負担が掛からない。
やせる目的で行う運動は有酸素運動の方がいい。運動とダイエットは両輪の関係。正しい姿勢で歩くと、エネルギーがたくさん消費され、肥満解消にも役立つ。姿勢が悪いと、基礎代謝が落ちエネルギーが消費されない。
寝る前の三時間くらいは何も食べない。