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佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』

2010年11月21日 23時54分47秒 | 書評(新書)
電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
佐々木 俊尚
ディスカヴァー・トゥエンティワン


今回は、佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』を紹介します。今年2010年が電子書籍元年になるのかな。そういう電子書籍およびこれからの出版界について述べてある本です。電子書籍およびこれからの出版界の流れについて本書で概観するのもいいのではないでしょうか。大体の流れは音楽の流れに倣う形になるのではというのが著者の主張ですかね。

第1章 iPadとキンドルは、何を変えるのか?
・電子ブックを読むための機器の話(Kindle,iPad)
・アンビエント(いつでもどこでもその機器を使えば本が買え、読める状態のこと)→リパッケージ化(今までのパッケージを剥ぎ取って、別の形にパッケージ化される)

第2章 電子ブック・プラットフォーム戦争
・プラットフォームビジネス(Microsoft,Apple,google)
1,多様なコンテンツが安く豊富にそろっていること
2,使い勝手がいい
3,アンビエント
・日本の「電子書籍コンソーシアム」2年で失敗ーそれぞれのしがらみが多すぎた

第3章 セルフパブリッシングの時代へ
・誰でも本が出版できるセルフパブリッシングの時代→有名無名を問わず、本のフラット化
・セルフパブリッシングの時代の出版社の在り方
1,書き手との360度契約(出版の契約のみならず、その書き手のあらゆる活動を一手に請け負う)
2,スモールビジネス化

第4章 日本の出版文化はなぜダメになったのか
・本の点数は増えているけど、トータルの売り上げ冊数は増えていない
・若い人は活字離れしていない(朝の10分読書、ラノベや携帯小説、ネットと活字の親和性など)
・年配の世代は本を読まない人とが増えている
・取次ビジネスーマス消費の象徴
1,モノの流通ー出版社から書店へ
2,カネの流通ー本の代金の回収と支払
3,情報の流通ーどんな本をどの書店に配本するか
・本と読者のマッチングモデルが劣化し、読みたい本を見つけることが出来ない本の流通プラットフォームに最大の問題

終章 本の未来
・コンテキスト(文脈)を介して、本と読者が織り成す新しいマッチングの世界

緩やかに電子書籍(eBook)に移行していくのかなとは思いますね。出版社、書店、印刷所なんかはいろいろ対応の志方があるんだろうが、取次や古本屋なんかはどうなるんですかね。不要なのかな。

本書であとよく出てくるアンビエントなどのカタカナ語が言っていることがわかりづらくなっているんだろうね。いまいち腑に落ちないですね。あとは、電子書籍(eBook)の負の側面を取り上げないのがすごく気持ち悪い。

本のフラット化って、結局のところプロとアマが玉石混交化することなんだよね。何らかのラベル化(パッケージ化)をしないと、それって本を安心して買えないということにもなってしまうわけだ。


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