今回は、山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』を紹介します。数字の見方であり、商売の本質みたいなものがわかる本だと思いました。しかし、会計学であり、簿記の世界に直接つながるかといえばちょっと疑問を感じる。会計学や簿記の勉強がしたいならば、正面切って入門書に立ち向かうしかない。この本は、あくまで読み物(数字の読み方/入門書の入門書)として割り切ったとするならば、コストパフォーマンスがよくすごくいい本だと思う。
私が一番好きな話はエピソード3(在庫と資金繰り)の話ですね。なぜ、黒字でも倒産(黒字倒産)するんだろうかと以前から思っていましたが、単に資金が調達できないならば、赤字でも黒字でも倒産することがあるんですね。
<お勧めの本-2冊目に読む本>
会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編中経出版このアイテムの詳細を見る | 稲盛和夫の実学―経営と会計日本経済新聞社このアイテムの詳細を見る |
『会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編』は、本当に会計学の基本について図表を使ってわかりやすく書いてあります。私も簿記の試験(3・2級)を受けていたときにめぐり合えればなあと思いました。『稲盛和夫の実学―経営と会計』は、bonkora様から紹介された本であるが、稲盛氏が会社経営にどういう風に会計を使っているかわかります。
<参考リンク>
・山田真哉工房
・山田真哉の執筆活動日記
<変更履歴>
2005.4.3:参考リンク(山田真哉の執筆活動日記)を追加
2005.4.3:「あくまで読み物」の部分の補足(カッコ内)を追加
2005.5.11:お勧めの本ー2冊目に読む本を追加
2009.10.01:『会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編』(会社法対応)に差し替え
確かに、分かりやすい本だとは思いますね。会計なり数字なりに興味を持ってもらおうという意図があったのかなと思う。この本あたりから新書ブームが始まったような気がする。
これからもよろしくお願いします。
この本、とても話題になっていたので読んでみようと思った記憶が。
身近な疑問から会計の仕事を結びつけたのが良かったのか、この作品のことについては分かりやすかったです。
>トラックバックの良さは、そこからまた、興味の幅が広がることですね。
確かにそうですね。いろいろな記事を見て、いろいろな考え方があるんだなと勉強になります。『稲盛和夫の実学―経営と会計』は、トラックバック先でも、お勧めの本として紹介している方もいらっしゃいます。私も勧められて読んでみました。今後レビューを書きます。
それでは失礼します。
トラックバックの良さは、そこからまた、興味の幅が広がることですね。これからもいろんな方から、多種多様な知識を得たいと思います。
「実学」、読んでみたいです!ご紹介くださってありがとうございました!
確かに、稲盛氏の本は買ってよかったなあと思いました。私のほうは3ヶ月で25冊読むという目標に向けて何とか読んでいるところです。なかなか書評を書くのに時間がかかっているのが現状です。
それでは失礼します。
書かれているように商売とはなんぞや?お金の動きとは?を勉強するには適した本だと思います。
稲盛さんの本も読みました。わかりやすくて勉強になります。
たくさん本を読まれているようですね?ぼくも目標はは5冊/月ですが、5月中旬で20冊で少し足りません。ガンバです。では、また。
>TBありがとうございます。多謝!
それでは失礼します。
>初めてのTBに感激しております。今後ともよろしくお願いします。
私も、初めてTBを受けたときはうれしかったですね。サイトを見てみると、読書の傾向が似ているなと思いましたので、ちょくちょくサイトを訪ねてみたいとおもいます。
今後ともよろしくお願いします。それでは失礼します。
今後ともよろしくお願いします。
私は会計学の学習はしたことがありましたが、それでも数字の見方について学ぶべきものはありました。
それでは失礼します。
自分は、あまり数字のセンスがないので、
その点が勉強になったように思います。
種明かしのように、読めるところも、
良かったです。
>面白い本との出会いが新しい言葉を生み出すのだなと、トラックバックを読ませて頂いて感じました
そうですね、他の人の書評などを読んでみると、参考になることも多いですね。自分とは違う感じ方をするんだなとか自分よりもいい伝え方をしているななど思います。
これからもどうかよろしくお願いします。それでは失礼します。
良い時代に生まれてきたと思っています。
どうぞこれからも宜しくお願いします。
>多少、強引なところもありましたが、全体としてよく書かれた良書だと思います。
そうですね、確かに厳密な定義と言うより、イメージ重視な感じがします。私も、会計学の入門の入門だと考えれば、すごくいい本だと思いますね。
>資金繰りと損益の関係については、稲盛和夫著の『実学 経営と会計』(日経文庫)
参考文献まで紹介していただきありがとうございます。
それでは失礼します。
多少、強引なところもありましたが、
全体としてよく書かれた良書だと思います。
資金繰りと損益の関係については、
稲盛和夫著の『実学 経営と会計』(日経文庫)
という本でのエピソードが非常にわかりやすいですよ。
(たしか野菜の買いだめの話だったと思います)
ではでは。
>そうですよね。読み物としてならいいですけど、やっぱり学問をひとつやるためには難しくてもその専門書を勉強しなくてはいけませんよね。
確かにそうでしょうね。本当にきっかけ作りにはいい本だと思います。会計学は本当に敷居が高いですから。
>私は郊外の高級フランス料理店がなぜ潰れないかが面白かったです。
確か、連結の話でしたよね。昼間はフランス料理教室、夜はフランス料理店でしたね。
それでは失礼します。
私は郊外の高級フランス料理店がなぜ潰れないかが面白かったです。
>2ヶ月で25万部なんてすごいですね~。
確かにすごいですね。
>また参りますのでよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
それでは失礼します。
2ヶ月で25万部なんてすごいですね~。
確かに面白い本でした。
また参りますのでよろしくお願いします。
>会計学的な面だけでなく、日常生活にも活用できそうなトピックが多く、勉強になりました。
確かにそうですね。エピソード2の連結の考え方(ローリスクハイリターン)などは役に立つかなとおもいます。
それでは失礼します。
こんなにたくさんの人の感想がアップされているなんて、さすが、話題作ですね。
会計学的な面だけでなく、日常生活にも活用できそうなトピックが多く、勉強になりました。
>会計学の基本の”キ”を学ぶということに特化した、目的意識のはっきりした本ですよね。
イメージ重視の基本の基本を学ぶことに特化した本ですね。
>それにしても、とても人気があるようなので、びっくりしました。タイトルの勝利でしょうか…。
正直いってこんなに売れる本だと思いませんでした。確かにタイトルの勝利かな。
それでは失礼します。
>この本、会計学に興味を持つとっかかりにはなるだろうなと思います。そこから本当に学ぶかどうかは本人次第でしょうけど。
全くその通りでしょうね。それにしても、会計学って初心者に相当敷居が高いんですよね。それも問題化かも。会計学を学習するきっかけになればいいとおもいます。
それでは失礼します。
>近々山田さんはTV出演もなさるとか。ご活躍のようですね。
5/14(土)にTV出演するらしいですね。作者のホームページに載ってありました。作者の人も忙しいでしょうね。
それでは失礼します。
>会計の勉強を目的にしているのではなく、会計に「興味を持つ」点ではとてもよい本だと思います。
確かにそうでしょうね。目的もそういうところにあるんだと思います。
>筆者はあの若さだと知った時はおどろきました
実は私と同じ年だったりします。若いのにこんな本がかけるなあと思いました。
それでは失礼します。
TBありがとうございました。
こちらからも、TB送らせていただきました。
会計学の基本の”キ”を学ぶということに特化した、目的意識のはっきりした本ですよね。
それにしても、とても人気があるようなので、びっくりしました。タイトルの勝利でしょうか…。
この本、会計学に興味を持つとっかかりにはなるだろうなと思います。そこから本当に学ぶかどうかは本人次第でしょうけど。
題名に魅かれて一気読みしましたが、会計学の入門書を目指しているとは読むまで思いもしませんでした。近々山田さんはTV出演もなさるとか。ご活躍のようですね。
「簿記」が「帳簿に記入する」の略だと知ってびっくりしました。恥ずかしながらその程度の人間です。
会計の勉強を目的にしているのではなく、会計に「興味を持つ」点ではとてもよい本だと思います。
もちろんitchyさんの言うとおり、簿記に「合格」するという点では正面から言ったほうがいいかもしれませんね。
しかし、筆者はあの若さだと知った時はおどろきました
確かに、この本はベストセラーになっていますね。題名につられて買った人もいるみたいです。しかしながら、さおだけの話はchapter1だけですよね。なんとも題名をつけるのがうまいと言いますか見事です。
>これからサイト覗かせていただきます。
どうもありがとうございます。
それでは失礼します。
コメントやTBを見ていると、この本がいろんな人に読まれているんだなあ、ということが分かって面白いですね。
これからサイト覗かせていただきます。
ありがとうございました。
以上の件了解しました。
それでは失礼します。
>私のブログでは読んだ本の感想を書いているのですが、いつもうまくまとまりません。
私もいつもまとまらないですね。読んだ本の感想や書評を書くのに時間がかかります。そのため、書評待ちのものがいくつもあります。
>それに比べ、itchy1976さんの記事は、読んでいない人でも概要をつかめるようなわかりやすいまとめ方だなぁと感じました。
ありがとうございます。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』だけでなく、他の書籍の書評も見ていただいたということですよね。なるべく簡潔に書こうと心がけていますね。長文になると、いいたいことの焦点がぼやけるような気がしますからね。あとは、もう少し日本語の能力というか文章力を高めたいですね。
それでは失礼します。
この本は専門分野ではなかったのですが、特に詰まることなく読むことができ、この分野に興味を持つこともできました。
私のブログでは読んだ本の感想を書いているのですが、いつもうまくまとまりません。
それに比べ、itchy1976さんの記事は、読んでいない人でも概要をつかめるようなわかりやすいまとめ方だなぁと感じました。
今後も参考にさせていただきたいと思います。
それでは、失礼します。
>トラックバックありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
こちらこそありがとうございます。
>この本には、経営に役立つ基本的な考え方がたくさん書いてあり、参考になりました。
そうですね。会計の本というより、数字の見方を教えていただいたという感じですね。
それでは失礼します。
この本には、経営に役立つ基本的な考え方がたくさん書いてあり、参考になりました。
>私なんか最近は積読ばかりです
私もそうですよ。その中で、以前購入したものから読んでいこうと思いました。
>年100冊目標すごいですね
月8冊から9冊と言うことですが、通勤時(往復で1時間ぐらいは本を読む時間はとれるかな)や昼休みまたは休日のときに読めば何とかなるんじゃないかと思って、手を伸ばせば届くぐらいの無理のない設定をしました。新書系(精読)で200ページを3時間ぐらいで読めることは分かりましたね。
>また書評を参考にさせていただきます
ありがとうございます。書評(感想)を書いていってよかったなあとおもいます。
それでは失礼します。
年100冊目標すごいですね。私なんか最近は積読ばかりです。また書評を参考にさせていただきます。
>初心者ですが、今後ともよろしくお願いいたします
こちらこそよろしくお願いします。苗村屋様のサイトにもお邪魔させていただきます。それでは失礼します。
ブログのほうは最近はじめたばかりで、初心者ですが、今後ともよろしくお願いいたします。過去のアーカイブも拝見しました。結構、読書の幅が似ていますね。またお邪魔します。
私の記事をきっかけに読んでもらえるとはうれしいですね。
>なんでさおだけ屋って潰れないのかな~って、普段から疑問でしたし
私の記事で答えを書かなくてよかったな(笑)
ぜひともとかげ様のサイトに書かれているように呼んだ感想なり書評を私のこの記事にまでトラックバックしてきたほしいですね。
それでは失礼します。
とかげ、と申します。
この本、本屋で見て気になっていたので、記事、参考になりました★
なんでさおだけ屋って潰れないのかな~って、普段から疑問でしたし(笑)
数学やビジネスには明るくないのですが、読んでみたいと思います。
確か、この本でゲーテの引用がありましたね。書かれている内容そのものですね。私も、入門書の入門書だと捉えたら確かに良書です。確か、そういうことも書いてありましたような気がする。本当に、数字の見方であり、商売の本質みたいなものがわかる本です。
ほんとの入門書とはその学問に興味を持たせることだと書いていました。
もしかしたらこの本だったような・・・。
その視点から考えるとこの本は的を得た良書だと思いますヾ(〃^∇^)ノ