itchy1976の日記

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奥田英朗『ララピポ』

2005年10月02日 21時13分13秒 | 書評(奥田英朗)
ララピポ

幻冬舎

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今回は、奥田英朗『ララピポ』を紹介します。本書は、どちらかといえば負け組にカウントされる人の話が6話あります。話を読み進めるたびに、それぞれの人物が微妙に絡み合わせるところが『邪魔』や『最悪』と似ているところです。小説としては、『マドンナ』に似ているかなとおもいます。奥田さんは、やはり人物描写がうまいなとおもいます。

本書を読んでみると、元気が出てきます。なぜかというと、くだらない面白さがあるからです。6人の負け組の話がくだらないなあとおもいます。でも、くだらないから面白いともいえるわけです。人の不幸ほど面白いとも言えるわけですね。私がそこまで落ちていないから面白く読めるのかもしれません。6人の中で誰が一番まともなんでしょうかね?こういう人がいるから面白いのかもしれませんね。

ただ、心のこりなのが、本を買うとき装飾が派手すぎてカバーをつけてもらわないと恥ずかしいなあ。また、この本を読んで面白いなあとは思うが、明日の糧になるようなものはなかった。ただ、くだらなさすぎて面白いなあとは思いますがね。


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