日本のイスラーム (Islam in Japan)

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親孝行の大切さ~イマーム・アルブハーリーの「アダブ・ムフラド」より

2010年05月10日 | ラスールッラー(アッラーの御使い)に学ぶ
アッサラーム アライクム。
皆さんに平安あれ。

イスラーム史上数あるハディース学者の中でも右に出る者なしとされる最高のハディース学者イマーム・アルブハーリーの著作に、
「アルアダブ・アルムフラド」という「アダブ(礼儀)」に特化したハディース集があります。

アダブ、礼儀・・・至高のアッラーは最後の預言者たるムハンマドさま(アッラーの祝福と平安あれ)の布教活動において、
マッカ時代の13年間を信仰の養育とこのアダブの教育に集中されました。

イマーム・アルブハーリーが案内してくれる「ムスリムの礼儀」…よろしければぜひ私とお付き合いください。

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慈愛あまねく慈悲深きアッラーの御名において

1-『われらは人間に両親への孝行を忠告した。』という御言葉の章

1-教友アブドッラー・ブン・マスウード(アッラーのご満悦あれ)によると、
曰く、「私は預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)に尋ねました。
「至高のアッラーにとってもっとも好ましい行いは何ですか?」
かの人は言われました。
『時間通りの礼拝です。』
私は言いました。「それから何でしょうか?」
かの人は言われました。
『それから親孝行です。』
私は言いました。「それから何でしょうか?」
かの人は言われました。
『それからアッラーの道におけるジハード(最善を尽くしての努力)です。』」
曰く、「かの人は私にこれらをお話しくださいました。もし私がさらにお尋ねしていたら、もっとお話しくださったでしょう。」

イマーム・アルブハーリー(No.527)とイマーム・ムスリム(No.85)の伝承。


以下はご参考まで、本伝承の伝承経路を明らかにするサナドです。
イマーム・アルブハーリー曰く、
「アンニヤーズィキーとして知られるアブー・ナスル・アハマド・ブン・ムハンマド・アルハサン・ブン・ハーミド・ブン・ハールーン・ブン・アブドゥルジャッバール・アルブハーリーに私は伝承を読み上げ彼に承認していただいたこととして私は彼に聞きました。(ヒジュラ暦)370年のサファル月に巡礼者としてやってこられた際のこと。
師曰く、アブルハイリ・アハマド・ブン・ムハンマド・ブン・アルジャリール・ブン・ハーリド・ブン・ハリース・アルブハーリー・アルカルマーニー・アルアブカスィー・アルバッザールから302年に聞きました。
師曰く、アブー・アブドッラー・ムハンマド・ブン・イスマーイール・ブン・イブラーヒーム・ブン・アルムギーラ・ブン・アルアハナフ・アルジュウフィー・アルブハーリー曰く、アブルワリード曰く、シュウバ曰く、アルワリード・ブン・アルアイザールが私に語ってくださったには、
アブー・アムル・アッシャイバーニーが「この家の主人が私に話してくれました」と言いながらアブドッラー(ブン・マスウード)の家を指差すのを聞きました。
(サハービー)曰く、「私は預言者さま(アッラーの祝福と平安あれ)に尋ねました。「至高のアッラーにとってもっとも好ましい行いは何ですか?」…以降ハディース本文。


では、皆さんにアッラーのご加護と祝福を。
アブー・ハキーム

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