散日拾遺

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映画と言えば/ならぬことはならぬ/宮本慎也の積み立てたもの/勤労感謝

2013-11-23 07:02:17 | 日記
2013年11月23日(土)

 古い映画なら僕もそこそこ話に乗れる。
 『正午から3時まで』は1976年のアメリカ映画、主演はチャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドだが、勝沼流に学んでこれからは監督に注意を払っておこう。フランク・R・ギルロイはこの映画の原作小説の執筆者でもある。うらやましい才能だ。
 例によってネタバラシは避けるが、CATの集まりの時にこれがふと頭をかすめたのは、ラストの秀逸さだ。口伝えの間にあっという間にできあがったロマンティックな美談の真相を、他ならぬ当事者である主人公だけが知っているが、いくら訴えても人は聞かず、逆に袋だたきにされんばかり。最後に彼が赴いた場所、そして彼を迎える人々とその言葉は・・・?

このひねり、捨てがたい。



***

 目黒区の教育委員会から、中学生向けのチラシが三男の学校に回ってきている。
 「だめなものはダメなんだ」と大書、いじめ対策らしい。どの程度効果があるか知らないが、こういうふうな発信の仕方は大人のつとめかもしれない。
 ダメなものはダメ・・・これって『八重の桜』からかな、
 「ならぬことは、ならぬのです。」
 これが流行語大賞になればいいのに。

 

***

「社会貢献活動を続けたプロ野球関係者に贈られるゴールデンスピリット賞に、今季限りでヤクルトを引退した宮本慎也内野手(43)が選ばれた。視覚障害者を支援しようと、2008年から1安打につき1万円を積み立て、これまでに計698万円を日本盲導犬協会に寄付した。」
 朝日新聞朝刊27面から。賢そうな盲導犬と並んだ宮本の写真が載っている。

 朝刊1面には内田樹、特定秘密保護法案は治安維持法になりかねないと。なるほどそうだ。
「誰も文句を言わないのは、誰も文句がないからではない」と少し前に書いたが、この法案には最近珍しいぐらい皆が文句を言っている。正しい直感と思われる。

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 今日は校務で長い一日、少々気が重いのである。
 でも勤労感謝の日だったね。「勤労の場とその実りを与えられていることへの感謝の日」だ。勘違いしないように出かけよう。

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