散日拾遺

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七草

2023-01-07 09:36:21 | 日記
2023年1月7日(土)

 朝食のテーブルを見て七草と気づいた。たまたま満月に重なるのが、他愛もなくめでたいことに思われる。
 20世紀も終わり近くに生まれ育った息子が、春秋の七草を言えるのに先日驚いた。父、つまり祖父が幼稚園へ歩いて送った時期があり、道々なにかしら教えて聞かせた賜物だという。
 夜半の雨があがり柘榴の枝に日が射してきた。夜は月が明るいことだろう。松山では太陽は山から昇り海に沈む。頂が千メートル近い高縄山系を背負う分、河野郷の日の出は東京よりいっそう遅く、おかげで早起きせずとも朝日を待ち迎えることができる。
 別府では太陽は海から昇り山に沈んだ。千メートルを超える鶴見岳を背後に擁し、いつも日の入りが早かった。
 われら海山の民、日と月の子ら。

Ω

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