散日拾遺

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『春に散る』佳境!

2016-02-03 23:34:14 | 日記

2016年2月3日(水)

 朝刊の連載小説がちょっとした見せ場である。4人プラス佳菜子で祝杯を挙げに出かけた居酒屋でチンピラに絡まれ、「土下座しろ」の騒ぎになった。さて、どう切り抜ける?

 高齢にさしかかりつつあっても、かつては世界タイトルを窺った一流ボクサー達。チンピラどもを片づけるのは簡単だが、素人相手にパンチを振るうのは法の厳しく禁じるところ。現に藤原は類似の状況で傷害罪に問われ、刑期を終えて出所してきたばかりである。

 その藤原が一番短気でやる気満々、今にも鉄拳を繰り出しかねない。思慮深い広岡は藤原の再犯を防ごうとするだろうから、身を挺して止めるか、いっそ土下座するか。土下座なら俺がしてやるよと、苦労人の佐瀬が出てくるかもしれないが、気になるのは「キッド」こと星の存在である。星は昔、素人時代の広岡を路上で軽くKOし、彼のジム入りのきっかけを作った。ケガさせない程度に程よく懲らしめるのは、お手のものかもしれない。

  ふと妄想するのは、手を出したくても出せないオジさん達を制して佳菜子がヤンチャする場面である。実は女流空手の達人だったりして、あ、それじゃ手(足)を出せないのは同じか。それに、違うストーリーになっちゃうよね。彼女の「訳あり」はそっち方面ではないはずだ。

 明日が待ち遠しい!


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