散日拾遺

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「メルボルンの夜空は明るいか問題を検証」しているK氏におりいってお願いがあること

2017-02-24 07:48:38 | 日記

2017年2月24日(金)

 勝沼さん、少々間延びしてしまいましたが、「明るい夜空」の件で重ねてのコメントありがとうございました。勝沼さんのブログにとても印象的な写真が掲載されているのですが、どうやらリンクを張るのを遠慮してくださったようですね。そういうマナーがあり得ることに気づいておらず、ネチケットについてひとつ教わりました。御礼とともに、私の方から御紹介しておきます。「好きを好きに書けるシェアブログ」っていうコンセプトがいいですね。

 「メルボルンの夜空は明るいか問題を検証する」 http://knowlog.site/

 こだわり博学の勝沼さんに、ひとつお願いがあります。以前にも話したかと思いますが「阿吽」の件です。「阿吽」自体はサンスクリット語のα(アルファ)とω(オメガ)に由来し、始めと終わり、呼気と吸気、発散と蓄積等々のバランスにかかわるものと了解していますが、私が知りたいのは阿型と吽型を律儀に対照させる作法がいつ、どのように成立したかということなんです。日本の寺社はどんな場末の祠やお堂でも、この作法を外しているのを見たことがありませんが、逆に中華街の獅子などは対のものでも「阿吽」にはなっていない、てんで関心ないみたいなんです。靖国神社の境内に一対だけ「吽吽」の狛犬がありますが、これは日清戦争の戦利品として中国から運ばれた由、これも以前に書きましたか。

   その後も未解決の「阿吽」の作法、日本文化の標徴とでもいおうか、ちょっとしたカギみたいな感じがしているのですね。急ぎませんので、いずれよろしく御高説をお聞かせください。


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1 コメント

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答えは京都にあり (勝沼)
2017-02-25 12:55:47
 早速改めて調べました。
 以前に話題になった『狛犬かがみ』の本を書いた方のサイトが大幅にパワーアップしておりました。『狛犬かがみ』の本も新装版が出ています。
 
 どうも狛犬という文化が伝わってすぐに非対称型になった模様です。9世紀には最古の獅子狛犬型(左右で生き物が違う)が確認されています。口も阿吽です。
 気になって調べたみたのですが、朝鮮では狛犬のようなものは二体一対ではなく四体一対で別の生き物を置くそうなので、ひょっとしたら最初から二体別の生き物として狛犬が伝わった可能性もありそうです。

 現存する日本最古の狛犬は京都国立博物館にあるので、京都に行かれた際は見に行ってはいかがでしょうか?
 そう考えると、放送大学の先生というのは夢のような仕事に思えますね。
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