散日拾遺

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花は必ず剪って瓶裏に眺むべし

2014-11-27 11:34:22 | 日記

2014年11月27日(木)

 「二方は生垣で仕切ってある。四角な庭は十坪に足りない。三四郎はこの狭い囲の中に立った池の女を見るや否や、忽ち悟った。 - 花は必ず剪(き)って、瓶裏(へいり)に眺むべきものである。」

(『三四郎』第三十八回 11月25日(火)朝日朝刊)

 漱石だ。

 この言葉の意味は、そう簡単ではない。そしてこの後に、例の「ヴォラプチュアス」論議が続く。読者は相当考えさせられる。美禰子のモデルは「平塚らいてふ」だと別の日の解説。

 このスタイルは、今はダメなのかな?いやさ、今はどこにどういう形であるんだろう?


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