散日拾遺

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待ってました!

2016-07-27 08:50:00 | 日記

2016年7月27日(水)

 ずっと、待っていましたよ。プロ野球の記事を見るときは一日も欠かさず君の名前を紙面に探し、名前があればあったで「復帰断念・引退」の報ではないかとドキリとし、ファンの心理とは愚かしくも喜ばしいもので。

  

↑ 7月9日(土)の中日戦、5年ぶりの一軍登板は5回三分のゼロ、94球で被安打10、6失点。2対8の敗戦と結果は散々だったが、ファンもそして本人も、彼が再びマウンドにあることを心から喜んだはずだ。

↓ そして7月24日(日)またしても中日戦、6回途中まで98球で被安打4、2失点。味方の援護を得て5対2で勝利投手。遂に遂にこの日が来ました!

 

 僕が由規のファンになった仔細は、以前にブログで書いた(2013年8月15日)。思えばあの時、結果的に5年に及んだ忍耐の日々はちょうど中間点にさしかかったところだった。若い頃の5年はさだめし長かったことだろう。甲子園最速記録の155kmをもち(後に安楽(済美から楽天)がこれに並ぶ)、プロ3年目の2010年には当時最速の161kmを記録した根っからの速球派だが、再起の試合では制球力とコンビネーションで勝ちをたぐりよせた。あの山田久志も、速球に限界を感じて技巧派に変身してから大成している。何が幸いするか分からない。

 由規が故障したのは震災の年の秋、先輩を津波で失った彼は輝かしい活躍で慰霊に代えたかったことだろうが、故障を乗り越えての一勝には数字を超えた値打ちがある。さあ、これからだ!

Ω

付記:

「復活を信じて”由規タクシー”を走らせ続けた」父君のことが下記に載っている。(http://news.yahoo.co.jp/pickup/6208976)。

 


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