散日拾遺

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愛媛新聞一面見出しから

2020-03-24 12:42:32 | 日記
2020年3月24日(火)
 ふと思いついて、ここ一ヶ月間の愛媛新聞一面見出しを転記してみる。

2月25日 新型肺炎 「患者増地域 外出自粛を」 政府きょう基本方針
2月27日 新型肺炎 「首相「行事自粛を」」 北海道は休校要請
2月28日 新型肺炎 『全小中高の休校要請』 来月2日-春休み 首相が異例の判断
2月29日 新型肺炎 「県立65校 4日から休校」 知事発表 市町教委も対応
3月1日 新型肺炎 「危険性 最高レベル」 WHO評価 感染55カ国に
3月2日 新型肺炎 「大相撲 無観客で春場所」 力士感染なら中止
3月3日 『新型コロナ 県内初確認』 愛南の40代女性 感染 無症状 宇和島で入院
3月4日 新型肺炎 「国内3割 集団感染」 都道府県の患者数集計 9カ所で発生
3月5日 「新型肺炎 松山で確認」 30代女性会社員 県内感染か
3月6日 新型肺炎 「中韓から入国厳格化」 政府 ビザ無効 免除停止
3月7日 新型コロナ 「韓国 邦人ビザ免除停止」 日本入国制限に対抗
3月8日 新型コロナ一斉休校 「居場所 学校活用77%」 84自治体調査 児童受け皿苦慮
3月9日 新型コロナ クルーズ船 「乗員「行動制限なし」」 電話取材証言 陽性乗客と接触
3月10日 新型コロナ 「東証終値2万円割れ」 NY株一時取引停止
3月11日 新型コロナ 「行事自粛 10日延長」 首相要請 終息見通せず
3月12日 亡き人に祈り 復興誓う 生活再建道半ば 避難依然4万7737人
     新型コロナ拡大 「選抜高校野球 中止」 高野連 無観客から一転
3月13日 新型コロナ 『WHO「世界的大流行」』 米、欧州から入国停止
3月14日 新型コロナ特措法成立 緊急事態宣言 可能に 私権制限に懸念
3月15日 新型コロナ 「「緊急事態」現況は否定」 首相会見 五輪開催に意欲
3月16日 
3月17日 相模原殺傷 「植松被告死刑判決」 横浜地裁 責任能力認定
3月18日 新型コロナ 「国内ピーク見えず」 愛知や兵庫 拡大懸念
3月19日 新型コロナ 「松山の30代女性感染」 県内3例目 伊から帰国
3月20日 新型コロナ 「2月訪日客58%減」 減少率 過去2番目
3月21日 新型コロナ 「一斉休校 延長せず」 政府会合 再開指針策定へ
3月22日 新型コロナ 「赤字企業に税還付」 政府方針 給食業者など救済
3月23日 新型コロナ 「経済対策30兆円規模」 政府調整 外食・旅行助成も

・・・

 子細に見ていけばキリがないことで、もとよりそうした作業が必要なのであるが、今はそのことではなくて。
 3月6日までは「新型肺炎」、3月7日からは「新型コロナ」。呼称が微妙に変化した。当初は「肺炎」という健康問題として扱われていたものが、その枠におさまらない全社会的な現象として認知されたことを示す小転換点かと思われる。
 もう一つ、新型肺炎/新型コロナが一面を譲ることが、この一ヶ月間に二回だけあった。
 まず3月12日、これは前日の東日本大震災9周年を大きく報じたもので、コロナ騒動が逆にその前の「国難」を強く意識させる効果もあったかと思う。一面の何割かは「センバツ中止」にも当てられており、二つの災害をあわせ報じるといった印象がある。いずれにせよ、この日の一面はよほどのことがない限りこのテーマになるものと決まっている。
 実質的にコロナ問題を押しのける報道は一つだけで、それがほかでもない「植松被告死刑判決」に関する3月17日の記事であった。
 項をあらためる。
 (続く)
 



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