京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

錦秋の京都~圓光寺~

2017-11-24 | 京都案内

圓光寺は左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派のお寺。



1601年徳川家康が文治政策として伏見に学問所を開いたのが始まりで、1667年に現在地に移転。
修学院・一乗寺エリアには様々な紅葉スポットがありますが、近年観光客が急増中なのが、紅葉と散りもみじ、敷きもみじが美しい圓光寺。
山門を入ると、枯山水「奔龍庭」が眼前に広がり、さらに中門を抜けると苔と紅葉、散りもみじが美しい「十牛之庭」。
牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題して造られた池泉回遊式庭園。特に書院から見た十牛之庭の額縁庭園はぜひカメラに収めるフォトスポット。

 

 

 

 

書院の前には京都を代表する水琴窟があり、「圓光寺型」と呼ばれ縁の広い盃型の手水鉢を使っていて、他にはあまり見られない型だそうです。
周りに設置されている竹筒に耳をあて、澄んだ音色を聞いてください。
珍しい体験ができます。



裏山の高台には開基・家康公の歯を埋葬した東照宮があり、圓光寺境内や市内がかなり遠くまで見渡せます。
竹林と紅葉のコントラストの美しさは見逃せません。



庭園内には可愛いお地蔵さんも。



近くの曼殊院、詩仙堂、金福寺などの紅葉スポットも併せてぜひどうぞ。

〈アクセス〉
市バス5系統、一乗寺下り松下車徒歩10分
叡山電鉄叡山線 一乗寺駅下車徒歩15分

京都好き男 細木