京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京都幕末維新を歩こう№7~特別公開、金戒光明寺~

2017-11-15 | 京都案内

 
金戒光明寺は浄土宗の大本山の一つで京都の人からは「黒谷さん」と呼ばれ親しまれている。

 

1864年京都守護職に任命された会津藩主松平容保(かたもり)が本陣を構えたところで、その配下にあった新撰組も出入りしたと言われます。
境内には鳥羽伏見の戦いなど幕末維新にかけて命を落とした会津藩士352名が葬られた「会津藩殉難者墓地」があります。



現在金戒光明寺では「紅葉の庭園と市内一望の三門特別公開」開催中。(12月3日まで)
三門内には釈迦三尊像と十六羅漢像を安置。
楼上からは南禅寺、知恩院などの三門と同様、京都市内を一望できる眺めが広がり、見える角度はどこよりも広い。
残念ながら撮影禁止です。その代わり、墓地の中の階段を登り切った三重塔からは絶景を見ることが出来ます。



「御影堂、大方丈庭園」も公開され、白砂と杉苔の枯山水庭園「紫雲の庭」や、紅葉が美しい回遊式庭園が広がり、御影堂、大方丈内には運慶の作と伝わる「文殊菩薩像」や「吉備観音像(重文)」、伊藤若冲筆「群鶏図押絵貼屏風(ぐんけいずおしえばはりびょうぶ)」や、大政奉還150周年にちなみ、容保の遺墨、藩士の鎧兜など会津藩ゆかりの寺宝が特別公開。

 

 



境内のお店では珍しい湯葉まんを食べることができます。

この時期温かい湯葉まんでからだが温まります。

京都好き男 細木