京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

まめまき

2017-02-04 | 宿日記

昨日は節分。
市内各寺社では節分祭がおこなわれ、多くの参拝客が福を求めてお参りしたことと思います。
かく言う私どもでは豆まきを行いました。
今年の福女は、女子客室係のりえさん、福男はお宿いしちょうフロントの西田氏です。





外に向かって「鬼は外」、中に向かって「福は内」。
今年一年、お客様に愛され、福が頂戴できますように願いました。

ブログ班


知恩院

2017-02-04 | 宿日記






知恩院に行ってきました






石長松菊園からは、歩いて
20〜25分ほどで着きました。



国宝・重要文化財の知恩院は
浄土宗総本山の寺院であり、
室町時代後期に建てられました。



山門、阿弥陀堂など様々な
素晴らしい構造物がありますが、
現在は御影堂の大修理が
行われている最中でした。


この工事は、法然上人の800年
大遠忌を迎えるにあたり、
平成23年から始まりました。


法然上人の教えを受け継いで
行く使命を帯びた建物が、
この御影堂であるからです。
この工事は8年計画であり、
平成31年までかかるそうです。








ここは私のお気に入りの
山亭と、山亭からの景色です。
心を落ち着かせたいときはよく
1人でここに来るのです。






知恩院では毎月、様々な
イベントが行われています。

2月には涅槃図(ねはんず)の
おまいりや、発願文と
一枚起請文の写経会が
13日と23日に行われます。


私もいつかお写経に
挑戦してみたいです
そして3月になると、春の
ライトアップも始まるそうです!





私は特に知恩院に漂う、
京都らしい香りが大好きです
京都を感じられる知恩院に
ぜひ行ってみてください。




幾松




三本柱の鳥居

2017-02-04 | 京都案内

みなさんは三本柱の鳥居を見たことがありますか。
太秦の木島神社(このしまじんじゃ)本殿の左の一段低くなったところにある神池「元糺(もとただす)の池」上段に、鳥居を三つ組み合わせた三柱鳥居と呼ばれる特異な鳥居が建っています。
この池、5年ほど前から、それまで四季を通じて湧き出ていた水が出なくなってしまったそうです。「糺」には「正しく直す」という意味があり、禊を行い心身を清める場所だったそうです。土用の丑の日にこの池に手足を浸すと病にかからないと言われたのですが、なぜ湧かなくなったのかは分からないそうです。
こんな三本柱の鳥居を見たことがなかったので不思議な感じがして、民家が周りにあるにもかかわらず、そこだけがすっごく神秘的な雰囲気でした。京都にはまだまだ不思議が一杯ですね。

ところで、この木島神社、蚕ノ社(かいこのやしろ)という方が通りがいいようです。
創建は続日本紀にも名前が載っているほど古いのですが、その時代、養蚕製鍵を独占した秦氏が、養蚕、織物、染色の守護神萬機姫(よろずはたひめ)を祀って摂社として建てた「蚕ノ社」が境内にあり、西陣織の関係もあるのでしょうか、多くの織関係の方が今でもお参りするそうで、こちらの名前の方が有名になっています。
因みに、当館からは四条大宮まで市バス、嵐電に乗り換えて降りる駅が「蚕ノ社」ですよ。

ゆっぴー