京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

今年の節分。天神さん~千本釈迦堂

2017-02-07 | 京都案内

節分の3日、市内では吉田神社や壬生寺をはじめ、各寺社で厄除けの行事が行われました。

今年は北野天満宮と西陣の千本釈迦堂の節分会へお参りしました。
北野天満宮は梅が咲き始め、梅の香漂う境内の神楽殿で茂山千五郎社中の鬼を祓う「北野追儺狂言」が、続いて上七軒の芸妓・舞妓さんによる優美な舞が奉納され、参拝客を魅了。













その後、茂山千五郎社中、北野歌舞会による福豆まきが執り行われ、多くの外国人観光客は大喜び。
北野天満宮では、25日に梅花祭が、上七軒では、五花街のトップを切って「北野をどり」が3月25日から4月7日にわたり開催されます。

次は、西陣は千本釈迦堂の「おかめ節分会」。



この「おかめ節分会」は内助の功で有名な大工の妻「おかめ」に由来するおかめ塚とともに800年近い歴史を持つ伝統行事です。
国宝の本堂で上七軒の舞妓さんによる舞、木遣音頭奏納、茂山千五郎社中による鬼追いの儀が奉納されました。













この節分会には、鬼はもちろんですが、「おかめ」さんも登場します。
最後に、今年の福男と福女も加わり、豆まきが行われました。



境内のおかめ像もこの日ばかりは朱傘をさし金の打掛が着せられます。
このおかめ像の前にある枝垂桜は、「阿亀桜」(おかめざくら)と呼ばれ、満開の美さには感動させられます。
早春の京都散策に、北野天満宮、上七軒、千本釈迦堂など、是非お巡りください。

京都好き男