古都、京都の夏を飾り、毎年何千万人もの人々を魅了する祇園祭、17日本日は巡行も無事に済みこれでお祭りはおしまいと思っておられる方が多いのです。
本来一カ月にわたる祇園祭の行事の中で本日の巡行がハイライトになっていて、目立ちすぎて他の神催が陰に隠れてしまっているので知らない方も多いのです。
写真は10日に行われた神輿を迎える「お迎え提灯行列」でワンショットです。氏子の祇園萬灯会有志がお先太鼓の音と共に「おむかえ」と書いた提灯を立て、それぞれ趣向を凝らし市内を練り歩きます。
馬上稚児、小町踊り子、鷺踊、万灯踊、祇園太鼓と華やかな行列です。
親子で手を携えて行進して行く姿を拝見して、この際が自分たちの祀りなんだな~京都が安寧な街でよかったと思った次第であります。
新聞記事によりますと、鷺踊は15世紀に存在した「かささぎ鉾」の周囲で舞っていたとされ、鉾は途絶えるも、島根県津和野町に伝わっていた鷺舞を参考に戦後始まったお迎え提灯行列に加わったとのことです。
今年31日の疫神社「茅の輪」くぐりまでのひと月間、様々な神事・行事が催される町衆の人たちが守ってきたお祭りが楽しみですネ。
ちょうど季節の変わり目、祀りを境に町の空気ががらりと変わった気がします。
京都大好きしーちゃん