ヒジュラ暦1426年ズー・ル・カアダ(11月)6日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日) |
ビーナス神殿だの、ジュピター神殿だのあるわけだから、ここも当然、ローマ時代からの遺跡である。
ジュピター神殿跡には現在6本の柱が残り、とても世界遺産チックな雰囲気を醸し出している。
この柱は一本20mあるらしい。現地で1ドルで買った、日本語の小冊子『バールベック 神の楽園 バールベックの歴史』(著者、出版元不明、全79ページ)によると、
「ギリシアのアテネのパルテノン神殿ですら柱の長さが7.31mだから、バールベックのジュピター神殿はすげえだろ!」
という、あからさまな自慢が書いてある。「あれ? パルテノン神殿ってそんなもんだったっけ?」という疑問は浮かぶ。でも面倒くさいので、後で調べることにする。
確かに、左の写真を見てもらうとわかるが、柱の土台は相当デカイ。
ついでに、転がっていた柱のくぼんだ部分にパンチをするという、ベタなポーズも決めてみたが、やはりデカイ。
世界各地のローマ遺跡などで、このようなデカイ柱を見たときにいつも思うことがある。
「これがちくわだったら、すげえな」
まともな言葉を期待していたみなさんには申し訳ない限りである。「くだらんこと考えるんじゃない! バカモノ!」という声が聞こえてきそうである。
でも、こんなデカイちくわがあったらスゴイでしょ?(←まだ言うか)
ライオンの頭も好きである。子供の頃からライオン風呂とか憧れていたし。
大学のサークルの飲み会で、口から水をダラーッと垂らして「ライオン風呂!」という一発芸をやったら、しばらく後輩の女の子が口をきいてくれなくなったという苦い思い出があるものの、やはりライオンの頭はいい。あれは若気の至りだった。
従って冒頭の「遺跡の柱+ライオンの頭」という写真は、私的にはガッツポーズものである。しかもライオンがとてもきれいだ(右下の写真)。
ところが、同じライオンの頭でも、左下の写真のようになるとアウトである。これは、伊豆の某公園の入り口にあるライオン流水口だが、掃除していないんだかなんだかわからないが、「オェ~、ゲロゲロゲー!」という、とてもバッチイ雰囲気になってしまっている。公園が美しいだけに余計に残念だ。なんとかしろよ、バガデル公園(あ、言っちゃった)。