日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

「宮殿とモスクの至宝展」でmomoさんと初対面

2005年12月02日 21時45分04秒 | イベント
ヒジュラ暦1426年シャッワル(10月)29日 ヤウム・ル・ジュムア(金曜日)

 ふあああ、よく寝た


 世田谷美術館の「宮殿とモスクの至宝展」の招待券が2枚あるし、期間があさってまでなので、ブログ仲間のmomoさん(ブックマークにある「モモンガの子育て」の管理人)を誘って行ってみた。


 実際お会いしたこともないのに、突然の誘いにつきあって頂いて恐縮至極である。


 初めてお会いするmomoさんは、とても美しく聡明で明朗な女性だった。
 私があと十年若かったら、胸がドキドキして何も話せなかったかもしれない。
 さらに十年若かったら、一目惚れしていたかもしれない。
 さらに十年若かったら、私は生まれていなかった(←これはウソです。すみません)。
 

 さて、やはり一番インパクトがあったのはミンバル(説教壇)である。むき出しで展示されると、モスクにあるときよりはるかにデカく見える。
 工事の時に信号機が道路の上に置いてあると、「信号ってこんなにデカかったんだ」と感じるようなものだ。
 ミンバルがよくわからない人は、このブログの5月22日の記事の写真を見てください。奥の方に見える、「どこでもドア」がついたような階段がミンバルです。
 金曜の集団礼拝の際に、イマーム(導師)が、階段の上から2段目あたりに立って説教をする。

 
 絨毯やガラス器などのアラビア文字、クルアーンのアラビア文字がわかるのはうれしい。やはり知識はあった方が、より楽しめる。

 
 歌舞伎に詳しい方が、実際に歌舞伎を見たときの面白さが倍増するのと同じだ。


 狂言に詳しくなくても、和泉元彌のプロレスは楽しめるが、それはまた別問題である。


 モスクランプなどのガラスはやはり、「ルネ・ラリック(ヨーロッパの有名なガラス作家)」に影響を与えたというのがよくわかる。


 箱根のガラスの森美術館や長野の諏訪湖畔のガラス美術館に、また行きたくなった。山梨の山中湖高村美術館にも。 


 美術館の訪問記を文章でだらだら書いても雰囲気が伝わらないので、これくらいにしておくが、きちんとした図版入りのパンフレットを売っているのが、日本のすばらしいところだ。しかも、展示の文章より詳しい。もちろん買ってきた。
 今夜はバラフレーバーのコーヒーでも飲みながらゆっくりと読もうと考えている。


 展示を見たあと、momoさんとコーヒーを飲みながらお話ししたが、目標に向かって一生懸命努力している姿勢がすばらしく、頭の回転も速く、話していて非常に楽しかった。刺激され「また頑張ろう!」という気持ちがあふれてきた。
 

 私のようなぐーたらムスリムの話だけでなく、もっときちんとしたムスリムの方とお話しする機会があると、よりmomoさんにとってもプラスになると思う。


 momoさん、今日はつきあってくれてどうもありがとうね。とても楽しかったです  
 アラビア語教室に間にあったかどうかがちょっと心配だけど。大丈夫だったかな?