自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

アトランティック・リーグ(ALPB)が実験台に…

2019-04-04 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
3月上旬に米大リーグ機構(MLB)から配信されたニュースリリースによると2月末に3年間の業務提携をした独立リーグのアトランティック・リーグ(ALPB)が、今季開幕戦から新ルール7項目を試験的に導入すると発表。その内容は…まさにMLBの「実験台」とする内容だった…。


①球審はストライク、ボールの判定に弾道測定器「トラックマン」の補助を受ける(一部で“ロボット審判”と揶揄されている弾道測定機器)


②投手交代と負傷以外でコーチ・選手がマウンドへ行くのは禁止(ピンチでマウンドに集まれない)

③投手は負傷を除き、最低3人の打者かイニング完了まで投げる(ワンポイント禁止)

④本塁以外のベースのサイズを15インチ(約38センチ)四方から18インチ(約46センチ)四方へ拡大

⑤二塁ベースの左右に内野手2人ずつを配置(守備シフトの禁止)

⑥攻守と投手交代の時間を2分5秒から1分45秒に短縮

⑦7月の後半戦から投手プレートの位置を24インチ(約61センチ)後方へ下げる。


同じ野球とは呼べなくなり、記録の比較さえ難しくなるような内容なので、あえて7項目すべてを列挙した。

①について…ポール際のホームラン判定をリプレー検証によってジャッジすることは賛成だが、ストライクゾーンの判定まで機械が下すのは、ちょっと違和感がある。機械に委ねすぎると、野球の醍醐味が失われるような気がする。

③について…自分の持ち味を出して一人の打者を抑えることに全力を注ぐというのが野球ならではの面白さだったのだが…そういった駆け引きがなくなれば野球の魅力は間違いなく失われていく。

④について…アホすぎて言葉が出ない…

⑤について…投手と捕手以外はフェアゾーンであれば守備位置は制限されない。故に様々なシフトが生まれる。そんな想像力を潰すようなルールなどクソだ!!!

⑦について…そんなことしたらもう野球じゃねぇよ!!!


MLBのマンフレッド・コミッショナーは就任時から試合時間の短縮に熱心。今季オープン戦で投球間の秒数を表示する「ピッチ・クロック」をテストしたものの、投手の猛反発により公式戦では見送りとなった。

次なる手としてALPBを利用。経営の安定を保障する代わりに「毒見役」を担わせ、選手やファンの反応をみて判断するつもりなのだろう。

そもそも近年のMLBで観客動員数が減り、人気が落ちているのは、本当に試合時間の長さが原因なのだろうか。野球から独特の駆け引きや間を奪ってしまうコミッショナーの迷走ぶりの方が、悪影響を与えているようにも映る。


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