自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

MLBでありえないことが現実となる…

2019-04-03 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
3月中旬、大リーグ機構(MLB)と選手会(MLBPA)は投手の打者3人との対戦を義務とすること、つまりワンポイントを禁止することが合意されてしまった。2020年シーズンから適用される。

これまでにMLBは試合時間の短縮を求め、同ルールについては2月上旬に選手会と議論していることが報じられていた。投手交代は試合進行を遅らせるだけに試合時間短縮へ大きな効果を与えることとなるが、ワンポイントのリリーフ投手への影響は必至。各球団は戦術やチーム編成の見直しが迫られることとなりそうだ。

これまで捕手と走者の衝突を防ぐためのコリジョンルール、外野フェンス沿いの打球判断やクロスプレーの判定で映像を使ってリプレー検証するチャレンジ制度(日本ではリクエスト)、申告敬遠についてはMLB導入後にNPBも実施してきた。“ワンポイントリリーフ禁止”が日本球界へも影響を与えるのだろうか戦々恐々してしまう…。


コリジョンルールなどは選手の安全を守るために必要なルール変更だったと思うがが、果たして試合時間の短縮というのが野球の面白さを削ってまで取り組むべき課題なのだろうか?

正直、これで短縮できたとしてせいぜい10分ぐらいだろうし、むしろ長引く可能性だって否定できない。投手交代の時間を減らすことだけが理由で、野球を変えるのはある意味すごい。こんなことするなら、9回じゃなくて7回にすればいい。2ストライクでバッターアウトにすればいい。2アウトで攻守交代すればいい。といちゃもんを付けたくなるレベルの話だ。

また、ナ・リーグで試合後半で登板した投手が打者1人ないし2人と対戦して攻撃時に打席が回ってきても代打は出せないということになってくるのか?そもそもナ・リーグもDH制を導入することが前提のルール改正なのか?


左キラーの1人であるマーク・ゼプチンスキー(現ARZ 写真はTRO在籍時)

一人の打者に全力で投げるスペシャリストはある意味野球の面白さでもある。そういった駆け引きがなくなると思うと益々野球離れが進む気がする。

いずれにしても、NPBには絶対に採用して欲しくない改悪である。


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