自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

愚かすぎるロボット審判に一盗案

2019-07-21 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
自称野球トップリーグを謳うMLBだが…まるでテレビゲームのようなルール改悪案が続出している。ナ・リーグのDH採用や、ワンポイントリリーフの禁止案、挙げ句の果てにはストライク・ボールの判定を機械が担う案(所謂ロボット審判)など…どれも野球の根幹を破壊するようなものばかり。

そして、7月10日…1度は延期となっていたが…遂にその実験台に選ばれたアトランティック・リーグ(ALPB)でロボット審判が導入されてしまった…。

この試合で主審はiPhoneと接続されたイヤホンを装着し、ドップラーレーダーを利用したコンピューターシステム(弾道測定機「トラックマン」)による判定結果を受信して判定を行った。従来どおり捕手の後ろに立ってコールしたが、一連の流れに遅滞はなかったとは言うが、問題はそこじゃない?焦点がずれてる。アホなのか?

なお現時点ではストライクゾーン通過後にワンバウンドしたボールの判定では人間の主審がコンピューターに勝っており、同システムではチェックスイングの判定もまだできないという。

メジャーリーグ機構のモーガン・ソード氏は「MLBとアトランティックリーグ、野球界全体にとってエキサイティングな夜。ロボット審判はかねてあったアイデアで、今夜はこれが広範囲に広まっていく最初の機会だ」とコメント。その一方で、「このアイデアの焦点のひとつは、ロボット審判が人間にとって代わるものではないということ」とし、主審にはストライク判定以上に多くの仕事があるとも話している。



時代が変わり、野球が変わったとしても、大切な部分は人間が守り続けている。

新しいテクノロジーにより、21世紀のゲームへと進化が進んでいることに間違いはない。しかし、原則は変わらぬままだ。フィールドで選手がプレーをする野球という競技は、100年前のベーブ・ルースの頃とほぼ同じままなのだ。それなのに…。これは審判への尊厳を踏み躙る侮辱行為以外何物でもない!


更に追い討ちをかけるかのように過激な新ルール案も…。新ルールは打者走者の「一塁盗塁」を可能にするという。一盗は、従来の振り逃げルールとほぼ同じで捕手が後逸した場合に一塁に走ることができるが、振り逃げが2ストライクから行うのに対し、一盗ルールはどのカウントでも走ることができる。


この新ルールが野球の根幹を揺るがす可能性がある。俊足選手が圧倒的有利になる。投手は暴投やパスボールを恐れて落ちる変化球を投げづらくなり、速球に頼ることになるかもしれない。配球という野球の醍醐味を消し去ることで何を得たい?意図がさっぱりわからん。もう一度言うが、MLBのオエライサンはアホなのか?