以前、CPBLがABLに加入打診をしたことは言及したが…遂に実現しそうだ!
オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)が4日、台湾のプロ野球団体・中華職業棒球大聯盟(CPBL)に対し、中華プロ野球加入の計画書を正式に提出。来年からのファーム・リーグ参加を目指す。右からCPBLの呉志揚会長とABLのCam Vale執行長。(中央社)
九州ほどの国土の台湾では球団数は現状の4で妥当という意見もあるが、やはりその球団数では同一球団との対戦数が多く目新しさに欠けていることは否めず、また、オールスターやプレーオフの開催もその意義が問われていたこともあり、球団数の増加は待ち望まれていた。
ABLは来年から球団数が6から7に増加、将来的には8球団まで拡張予定である。仮に全チームがCPBLに参加することになれば12球団対抗となりNPBやMLBのように2リーグ制の実施も一気に可能となる。
様々な問題はあるだろうが、CPBLとABLの新たな取組は是非とも成功してもらいたい!
オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)が4日、台湾のプロ野球団体・中華職業棒球大聯盟(CPBL)に対し、中華プロ野球加入の計画書を正式に提出。来年からのファーム・リーグ参加を目指す。右からCPBLの呉志揚会長とABLのCam Vale執行長。(中央社)
オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)が9月4日、台湾のプロ野球団体である中華職業棒球大聯盟(CPBL)に対し、中華プロ野球加入の計画書を正式に提出した。ABLは2019年からの中華プロ野球ファーム(二軍)リーグ参加を希望、2シーズン後に一軍でのペナントレース参戦を目指すという。
中華プロ野球は過去10年にわたって4球団規模での運営が続いており、「第5のチーム」誕生の時期が注目されてきた。ABLのCam Vale執行長(CEO)は4日に加入計画書をCPBLの呉志揚会長に手渡し、呉会長はこれを歓迎。呉会長は、プロ野球リーグ同士の提携は初めてではないかとした上で、選手の比率、加盟方法の適用、ホームグラウンドの選定などの詳細で今後議論を重ねる必要性を指摘した。
ABLのCam Vale 執行長は将来の構想として、チームを組んで台湾に乗り込むことになるが、選手の選定は幅広くとらえるとし、当面はオーストラリアの選手7割に台湾の選手を加えた構成を考えていることを明らかにした。オーストラリアの選手のうち半数は2019年に行われる国際大会、WBSC世界野球プレミア12に出場するオーストラリアチームのメンバーになるという。
しかし、ABLのCPBL加入には、CPBLが昨年、台湾の企業に向けて発表した新球団加盟方法をいかに適用するかなど解決せねばならない問題がある。同方法で、加盟金1億2,000万台湾元(約4億3,000万日本円)と保証金3億6,000万台湾元(約12億9,000万日本円)が求められている点、また、外国人選手枠の問題、本国人(台湾)選手の割合の問題などだ。ABLの加入に関する様々な問題はCPBLの常務理事・監事会議で話し合う他、既存の4球団との意思疎通も必要となる。
CPBLの呉会長は、新球団加盟方法はすでにABL側に参考として提供しているが、主には台湾の企業向けに考えられたものでABLに適用できるとは限らないとしている。ABL側からも一部の規定は実務上従うことが困難との意見が上がっているとのことで、呉会長は、いずれも常務理事・監事会議で討論することになると述べた。呉会長はまた、ABLが台湾で末永く運営していけるかどうかを特に重視する考えを示している。
ABLの今年11月からの新たなシーズン(2018-19シーズン)では、球団数が従来の6から7に増える。ABLは野球の人気拡大に向けてCPBL加入に積極的な姿勢を見せている他、2019-20年シーズンには台湾のチームの参加も求めている。韓国のチームがオーストラリアのある都市を本拠地としてABLに参加することになっており、台湾もこれを参考に出来るということで、ABLのCam Vale執行長は向こう半年間、これらの実現に向けて努力していく考えを強調した。
引用記事はこちら
九州ほどの国土の台湾では球団数は現状の4で妥当という意見もあるが、やはりその球団数では同一球団との対戦数が多く目新しさに欠けていることは否めず、また、オールスターやプレーオフの開催もその意義が問われていたこともあり、球団数の増加は待ち望まれていた。
ABLは来年から球団数が6から7に増加、将来的には8球団まで拡張予定である。仮に全チームがCPBLに参加することになれば12球団対抗となりNPBやMLBのように2リーグ制の実施も一気に可能となる。
様々な問題はあるだろうが、CPBLとABLの新たな取組は是非とも成功してもらいたい!