“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

和の色(伝統色)が必要な理由

2009-01-11 | カラーで戦略

現在、高齢社会の日本において、介護の負担を軽減する必要があるため、畳の上に敷かれていた布団がベッドに変わるなど、和室が消えつつありますが、その環境にいらっしゃる高齢者の方たちは、居心地よいのだろうかと考えることがあります。

毎日、リビングで食事をし、椅子に腰掛けてテレビを観るのが当たり前の現代ではあります。でも、やはり私たちは日本人。畳の上に寝転がるとホッとしませんか。
フローリングのリビングで、安らぎを覚える空間をつくるには、さりげなく和の小物を部屋の片隅に置くことをお薦めします。

普段の生活の場ではこれで良いのですが、店舗(や公共施設)はセンスの良さが問われます。
洋風でも、和の色・スタイルを取り入れることで、魅力のある店舗とすることが可能です。
年配の方々だけでなく、若い人たちにも新鮮かつ格好いいものとして目に映りますので、顧客に対してイメージアップとなり、来店に繋がります。
和の心を表す伝統色で配色された空間はとても美しいものです。

同じ和の色を使うにしても、どの伝統色を使うのか、またはどの時代の配色にするのかによっても、印象は随分違ったものになります。
日本人の心を表現した伝統色は、平安貴族の十二単の襲の色目による四季の移ろいや、千利休の茶室による俗世間からほんの少しの時間離れることができる静寂の色など、実に多岐に渡っています。

金融危機、景気低迷で生き残りも大変な時代です。伝統色でイメージアップをしてみませんか。

【アメニティカラー・プロジェクトのHP内“色の話”に2008,10,24~12,26掲載していたものをこちらへ移動しました】
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