“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

絵手紙用のカラー筆ペン 12色

2012-05-31 | 日本の伝統色(日本の色)
四季の彩色・絵手紙用の筆ペン。12色。販売元はサンスター文具(株)です。
クレヨンの12色に使われる赤、青、黄色など、呼ばれる色名が、日本の伝統色名になっていて素敵。

赤は、濃緋。
ピンクは、紅梅色。
橙は、黄丹。
黄色は、刈安。
黄緑は、若葉色。


ついでに他の7色は、孔雀緑(緑色)、浅葱色(水色)、瑠璃色(紺)、杜若色(紫)、灰汁色(グレー)、墨色(黒)、蒲色(茶色)

「濃緋(コキヒ)」
緋色は、草木染めで茜で染めた色。
聖徳太子が中国に倣って、色彩の身分制を603年に取り入れた5色(青、赤、黄、白、黒)の一つで、赤は、この緋色であったと考えられています。
推古天皇の次の孝徳天皇以降は、紫に次ぐ、身分の高い色とされることが多かったです。
緋=「ヒ」「アケ」と呼む。→「アカ」と同じ意味!?
赤を、「アケ」または「コキヒ」と呼ぶだけで美しさが増して感じるので不思議ですね。

「紅梅色(コウバイイロ)」
菅原道真を祭神とする天満宮の梅が思い浮かびますし、平安貴族の雅な十二単の染め色、織り色、重ねの色目にもとりいれられて、平安時代の代表的な伝統色名の一つです。

「黄丹(オウタン)」
皇太子様の礼服の色。雅子様、応援しています。
海外では「ミカド・オレンジ」と呼ばれていて、日本の代表的な色名です。

「刈安(カリヤス)」
カリヤスで染めた黄色。刈り易いから「刈安」ウフフッ 単純。

「若葉色(ワカバイロ」
色名のとおりですが、他に若苗色(ワカナエイロ)、若草色(ワカクサイロ)、萌葱色(モエギイロ)、若緑(ワカミドリ)・・・etc.
“新緑”を表す色名、いろいろあります。
緑豊かな日本であればこそ付いた色名です。
春の新緑のイメージが湧いてきて、心地よく感じませんか。

日本の伝統色・色彩文化の魅力にはまっています。

近頃、福岡県の天神・博多あたりでは、若い日本女性が、和服の装いを楽しみ始めていて、よく見かけるそうです。
アンティーク着物は、汚れても気にしなくていい、気楽に着られて友達と差がつくファッションを楽しめますね。
私は歩く時間帯がずれているみたいで・・・そのうち会えるかな。




最新の画像もっと見る