Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
My Favorite...



僕はLiveでカヴァー曲を演奏することは
ほとんどありません。

1番の理由はLiveは自分の作った曲を
皆さんに聴いてもらう大切な機会だから
です。

1度のLiveで演奏できる曲は
先日書いた通り5曲ぐらい。
それが1カ月に3~4回
つまり延20曲、実際には必ず
毎回演奏する曲があるので曲種では
10曲ぐらいでしょう。
そのような貴重な機会を使って
多くの人が知っている他人の曲を
演奏する余裕は僕にはありません。

2番目の理由は自分で歌うカヴァー曲が
その原曲を歌ったシンガーより魅力的だとは、
思えないからです。

世の中には、本当に魅力的な声で
素晴らしい歌を歌うヴォーカリストは
確かにいます。

例えば井上陽水さんはあれだけ
沢山の素晴らしい曲を作った
ソングライターであるにもかかわらず
UNITED COVERというカヴァー曲
だけのアルバムを作りました。

そこに収められたのは、ヴォーカリスト
井上陽水の魅力が十二分に発揮された
素晴らしい歌声でした。

これが本当のカヴァーだ。

この頃からカヴァーをやることは
大変なことだと考えるように
なりました。

では自分の曲なら自分の歌で
いいのか?
という疑問が湧いてきます。

実際、自分より上手いヴォーカリストに
歌ってもらうということを、
以前はやっていましたが、他の人に
歌ってもらえば、当然その人の個性が
でる。

それを押し殺して歌ってもらっても
いいものはできない気がする。

そうすると結局、自分の曲は自分で
歌うしかないという結論に落ち着いた
のです。

ただこれは自分に対する考えであって
カヴァー曲を演奏している人を批判
しているわけではありません。

音楽に対する考え方はひとそれぞれ
それを聞いた人の感じ方もひとそれぞれ

演奏する人、聴いた人それぞれの考え方
でいいと思うのです。

でも自分の演奏は、聴いていただく人にも
自分の考えにも誠実であるべきだと思うのです。

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