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胡弓の調べ&市見晴台考古資料館見学

2012-06-06 20:31:06 | 音楽

胡弓演奏

今日は午前中、名古屋市在住・石田音人(ねひと)さんの奏でる胡弓演奏を聴いた。
胡弓は中国伝来の音楽と思っていたのだが、私の認識不足で中国の「二胡」と異なる
歴史・形状・音色を持つ江戸時代より伝承される日本で唯一の擦弦の伝統楽器だそうだ。
胡弓にもいろいろな種類があり、演奏のみならず楽器も自分で作られるとのことで驚く。
東日本大震災被災地支援プロジェクトを立ち上げ、宮城・福島で25回もの演奏活動をされている
とのこと。
演奏曲目は越中の「おわら」 「桜」「千鳥」「阿古屋」「さとうきび畑」「砂山」「故郷」「斎太郎節」など。
調べは哀愁を帯びた音色で素晴らしかった。
最後に胡弓演奏に合わせて会場の全員で「見上げてごらん夜の星を」を唄い朝のひとときを楽しんだ。

午後から市バスに乗って地域学科のメンバー全員で名古屋市見晴台考古資料館へ出かけた。
場所は南区の笠寺公園内にあり、市バスで「笠寺西門」下車、東へ徒歩7分
地下鉄では桜通り線「鶴里」駅下車 南西へ徒歩15分。
学芸員の説明があり映画を鑑賞後、常設展「見晴台遺跡と市内の遺跡展」を観た。
昭和39年から第1次調査が行われ、溝の中から多くの弥生式土器が出土したものだそうだ。
一つ一つのかけらがジグソーパズルのようにピッタリつなぎ合わされ、本当に小さなものまで、
使う目的といつ頃の時代のものか推測され、現物や写真と共に展示されていた。
笠寺公園内にはその他、高射砲陣地や無線室跡など戦争時の貴重な歴史資料も
あるとのことだが、環壕の一部、溝再現コーナーと住居跡観察舎のみの見学に終わった。
桜台高校近くにある村上社に立ち寄り、千年以上という立派な樹木「くすのき」をみて帰途についた。
暑い日で疲れたが今日も有意義な一日だった。

   

  

 樹齢千年以上といわれる「くすのき」は大きすぎて写真におさまらず。


 



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