前述したが、一神教が良い悪いではなく、
一神教を信じる人の特長は、「死ねば終わり」「人生は一度きり」「だから楽しまなければ」と言う特長がある。
特に欧米のキリスト教や、日本で言えば浄土真宗に、その特徴が見られる傾向が強い。
そういう観点からすれば、一神教を信じる人は、「コロナ」や「自然災害」、「経済危機」などに対して、行き当たりばったりの対応をする傾向がある。
だから、同じことを繰り返す。
一方、多神教。前述したが、インドの「今の」ヒンドゥー教は・・・多神教なのだけど、なぜか、一神教のような性格が強い。昔のバラモン教時代は違ったのだろうが。
それはさておき、多神教は、ヒンドゥー教、仏教、神道、道教など。
世界の宗教地図を見れば、多神教は、一神教に完全に数で負けているので、データがとりにくいが、本来、排他性は低い。ヒンドゥー教も国によっては、バチバチやるところもあるが、「自分から攻撃すると言う排他性は低い」と思う。
仏教は、本来、「真理そのもの」であり、宗教性は無いが、広義で捉えると、多神教である。本来の仏教には排他性が全く無い。日本の宗派で言えば、浄土真宗以外は、たいてい多神教である。境内に鎮守社 (神社) も普通にお祀りする。浄土宗も、名は似ているが、多神教。善光寺の大本願は、浄土宗の宿坊であるが、本尊が阿弥陀如来から観音さん、はたまた弘法大師と言うお寺もある。様々な仏像を複数祀るのは普通である。神道は当然「八百万の神々」であるから、多神教。道教も多神教。
多神教の特長は、排他性が無いのが特徴。台湾人じゃなくても、日本人が観光で訪れて、道教寺院でお守り買うのも自由。日本の神社も、ロシア人が結婚式を挙げることもある。
コロナや、経済危機、自然災害に対して、多神教の人がどのような対策を取っているのかは、データ不足でまだわからないが、一神教の人とは、逆の動きをするのではないかと予測する。
しかし、何を信じる信じないは個々の自由であるが、
「危機」に対して、身を守るのは「自分自身」であると言うことは、全員共通の真理である。
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