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リバプール1-3チェルシー 欧州CL

2009-04-09 | soccer(England)
サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、イングランド・プレミアリーグ勢同士の対決となったリバプール対チェルシーの第1戦が8日に行われ、アウエーのチェルシーが3-1で勝利し、ホームで行う第2戦に向け大きなアドバンテージを手にした。

チェルシー入団以来1ゴールも決めていない男が大舞台で2ゴールを挙げ、チームを勝利に導いた。この日、故障中のボシングワに代わってチェルシーの右サイドバックに先発起用されたイバノビッチは、同点ゴールと逆転ゴールをいずれもヘディングで決める活躍を見せ、主役を演じた。

そして、ベニテスとヒディンクという2人の外国人知将によるイングランド名門チーム同士の激突は、意表をつく結果で第1ラウンドの幕を閉じた。

アンフィールド(リバプールのホームスタジアム)のファンの後押しを受けて序盤から積極的にチェルシーゴールを狙うリバプールは、3分にはカイトがあいさつ代わりのシュートを放ち、相手GKチェフを脅かすと、6分に早くも最初のゴールチャンスが訪れる。カイトのヒールパスを受けたアルベロアが右サイドから中央に低いクロスを入れると、これをフェルナンド・トーレスが決め、リバプールが幸先よく先制する。

エースによる開始早々の得点で、アンフィールドのサポーターはリバプールがチェルシーを圧倒することを信じて疑わなかっただろう。だがこの直後、一瞬のすきを突いてドロクバがGKレイナと1対1となる。だが、ここはレイナが体を張って防ぎ、何とかピンチをしのいだ。

ボールポゼッションでは圧倒していたリバプールだったが、チェルシーも数少ないながらゴール前で何度か決定的なチャンスを迎える。ドロクバのパスからマルーダが放ったシュートはゴールの上にわずかに逸れるが、直後に今度はリバプールが、トーレスの惜しいシュートで応戦。29分にはバラックのパスからドロクバが再び決定機を迎えるが、これを大きくふかしてしまう。負けていないリバプールも、アルベロアが個人技からシュートに持ち込むが、わすかにゴール左に外れる。前半は、CL準々決勝にふさわしい見応えのある攻め合いとなった。

チェルシーに流れが傾いたのは前半終了が近い39分だった。マルーダのCKにイバノビッチが頭で合わせ、チェルシーは同点に追いつく。リバプールも、その1分後にカイトがDFテリーをかわし2点目のゴールを狙うが、ここはGKチェフがセーブする。結局、前半は1-1のまま終了した。

後半も、前半同様に決定的なシーンが両チームに交互に訪れる。まずリバプールのジェラードが最初の口火を切ると、続いてドロクバがディフェンスラインの裏に抜け出して左足でゴールに流し込むが、DFキャラガーがゴールライン上ぎりぎりでクリア。今度は、ジェラードが頭で落としたパスをトーレスがフィニッシュにいくが、両チームのエースの足から得点は生まれない。

そしてこの均衡を破ったのは、またもやイバノビッチの頭だった。62分、左サイドからのランパードのCKをイバノビッチがヘディングで決め、この伏兵の活躍でチェルシーがリードを奪う。

リードされてあせりが出たリバプールに対し、チェルシーはそのすきを突き、カウンターで一気に攻め込む。バラックの後方からの長いスルーパスを受けた左サイドのマルーダが中央にスピードのあるクロスを入れ、そこに走り込んだドログバが倒れ込みながら右足で合わせ、チェルシーに3点目が入る。ここで試合の決着はついた。

 ベニテス監督はここからベナユン、ドッセーナ、バベルを投入し、総攻撃を試みるが、もはやチェルシーに得点は必要なく、守りを固めて時間の経過を待つだけで良かった。それでも一矢を報うべく“ユール・ネバー・ウォーク・アローン”を歌うリバプールサポーターの声もむなしく、アンフィールドでの一戦を落としたリバプールは奇跡を信じて、14日に相手の本拠地スタンフォードブリッジに乗り込む。
[スポナビ]

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