いなモらス

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「ネガティブには考えていない」

2007-05-07 | Galatasaray(ina)
トルコリーグ第31節、稲本潤一が所属するガラタサライは6日、ホームにアンタルヤスポルを迎え、1-1で引き分けた。稲本はボランチの一角として先発出場したが、前半31分に交代した。チームはこの日の引き分けで、首位のフェネルバフチェと3試合を残して勝ち点8差となり、優勝に向けて厳しい状況となった。
前半序盤はガラタサライがペースを握った。前線からプレスをかけてアンタルヤにボールを回させず、サイドから攻撃の形を作り出した。だが、ガラタサライは一瞬のすきを突かれて、先制点を許してしまう。前半12分、守備ラインの裏に出されたパスをFWアフメトに決められて0-1。その後のガラタサライはテンポが落ち、ボールは支配するものの、チャンスを作り出せなかった。ゲレツ監督は流れを変えるために早急に手を打つ。31分、稲本に代えてFWハカン・シュキュルを投入した。
ゲレツ監督は試合後、「サイドからチャンスを作り出すためのもので、戦術的な面での交代」と、長身のハカンを前線の中央に配し、高さでアドバンテージを得るためだったことを明かした。するとこの交代が功を奏し、ガラタサライがアンタルヤを圧倒。人数をかけてゴールに迫ったが、ゴールを奪うことはできなかった。
後半に入ってもガラタサライは前半の勢いを失わずペースを握ったが、徐々に中盤での運動量も落ち、ロングボールが目立ち始めた。後半16分にはFWユミトを下げて、MFイリッチを投入して再び中盤を厚くしたが、展開は変わらず。それでも24分には、コーナーキックからのボールを相手GKがこぼし、そのボールをDFソングが決めて1-1の同点に追いついた。その後は勢いを取り戻したガラタサライだったが、そのまま試合を終えた。
この引き分けで首位フェネルバフチェとは勝ち点8差となったガラタサライ。直接対決を残してはいるが、残り3試合であることを考えると、優勝は極めて難しい状況となった。ゲレツ監督は「チャンスがある限り最後も戦い続ける」と語ったが、一方で「優勝するには奇跡が必要」と本音も漏らした。
今シーズン最も早い時間での交代となった稲本だが、それまでミスも少なかっただけに、不可解な交代とも言える。だが、ゲレツ監督は「稲本は要求したことを実行していた。だが、(同じポジションの)メフメト・トパルがよりアグレッシブにプレーし、攻撃にも参加していた。そのこともあり、(トパルではなく)稲本を戦術面で交代した」とその理由を説明した。
稲本も「試合後に監督から戦術面での交代だったと説明があったので、自分自身はネガティブには考えていない」と落ち込んだ様子はない。優勝が難しい状況になったことについては、「同点で終わったことで、優勝の可能性は低くなった。フェネルバフチェ次第という他力本願の状況。でも、勝ち続けることが大事で、2位になれるようにしたい」と、残り試合に向けて意欲を見せた。
[スポナビ]


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