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稲本は前半で退く

2006-11-13 | Galatasaray(ina)
12日、トルコリーグ第13節でガラタサライはサカルヤスポルをホームに迎え、4-0で勝利した。稲本は守備的MFとして先発出場したが、前半終了時にベンチに下がった。
前週を終えた時点で、ガラタサライと首位フェネルバフチェとの勝ち点差は8。ゲレツ監督もこの差を「大きな落胆」と語り、これ以上離されるのは優勝に向けて厳しい状況だった。しかし今週、フェネルバフチェは引き分け、2位マニサスポルと3位ベシクタシュも敗戦。これは上位陣との差を縮めるチャンスであり、サカルヤスポル戦は勝利が義務付けられた試合となった。
序盤、ガラタサライは相手の前線からのプレスに苦戦。中盤でボールが収まらず、サイドからの攻撃の形が作れなかった。4-5-1のシステムで、右MFに起用されたのは、本来FWのハサン・カブゼ。ボールは渡るものの、不慣れなポジションのためか、ハサンのプレーはギクシャクして効果的ではなかった。ずれた歯車は、中盤にも影響。得意のパスサッカーはミスが目立ち、影を潜めた。
こうした展開を打破するため、ゲレツは早急に手を打つ。前半20分過ぎにハサン・カブゼを本来のFWに上げ、2ボランチの一角を務めていたMFオカンを右サイドに変更し、4-4-2とした。この変更も状況を劇的に変えるほどの効果はなく、相手を崩す場面は少ないまま、時間だけが過ぎていく。だが、前半も残りわずかとなったロスタイム、ようやくガラタサライが先制点を奪った。右サイドからFWユミトが放ったクロスに、ハサン・カブゼがうまく相手守備陣の裏に飛び出し、頭で合わせて1-0で前半を終える。
前半終了間際に得点を奪い、最高の形で前半を終えたガラタサライは、後半に入るとメンバーを代えて追加点を奪いにいく。MF稲本に代えてアイハン、オカンに代えてハサン・シャシュを投入すると、この交代が功を奏した。相手が得点を奪いに上がり目になったこともあったが、前半には見られなかった中盤でのボール回しが見られるようになると、次々とサイドを崩し、チャンスを作り出すようになる。そして後半8分には追加点。左サイドで得たFKからのボールを、相手DFが頭で自陣のゴールに押し込むオウンゴールで2-0とした。その後もチャンスを作り出したガラタサライは、25分にハサン・カブゼがこの日2点目を奪い、さらに交代出場したFWハカン・シュキュルが44分にダメ押しゴールを奪い、4-0で試合を終えた。
勝利を義務付けられた試合で勝利し、首位との差を6と縮めたガラタサライ。4ゴールを奪い、ゴール欠乏症も改善されつつあるようだ。
ゲレツ監督は試合に関して「最後の20分間、ベンチで安心して試合を見ることができた。だが、まだ望んだレベルではない。昨シーズンのパフォーマンスにゆっくりと近づいている」と語り、勝利したものの、チームのプレーには満足していないことを明かした。また、首位との勝ち点6差については「フェネルバフチェは勝ち点6のアドバンテージがある。だが、彼らの日程は難しい。何点か勝ち点を落とすかもしれないが、前半戦終了までにどうなるか見てみるつもりだ」と、今季すべてのチームが勝ち点を落としていることに言及。まだまだチャンスがあること強調した。
一方、先発出場するも前半終了時にピッチから退いた稲本については、あまり満足できなかった様子。パスの受け手が見つからず、両手を上げて、チームメートに動きを求める場面も見られた。バックパスも目立ち、ゲレツが求める「攻撃の組み立て役」として機能していなかった。後半、稲本に代って出場したアイハンは、積極的に動き回って前線と絡み、チームに良い影響をもたらしていただけに、稲本のプレーに物足りなさが残ったのは事実。稲本自身は試合後、チームが勝利したことが重要としながらも「前半で交代させられたのは自分にも原因があると思うし、ミスが多かった。それなりに反省することはある」と自らも納得できないプレーであったことを認めた。「(今日の反省を)今後につなげる」という彼の言葉に期待したい。
[スポナビ]



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