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グレンおばさんのお花畑

家族の記録、季節の花たちの写真をポツリ、ポツリ紹介していきます。

数え歌

2017-01-28 17:00:40 | 日記・その他



1 一列談判 破裂して
2 日露戦争始まった
3 さっさと逃げるはロシアの兵
4 死んでも尽くすは日本兵
5 5万の兵を引き連れて
6 6人残して皆殺し
7 7月8日の戦いで
8 ハルピンまでも攻め入って
9 クロパトキンの首落とし
10 東郷大将万々歳

この数え歌をご存知の方は果たしていらっしゃるでしょうか?
日露戦争ということはきっと明治時代のものですね。

私が小学生の頃(昭和30年代ですが)雨の日の休み時間の遊びといえば、
おはじき、お手玉でした。わぁ、書いていて自分でもすごい昔!!と思います。
今時の小学生は休み時間に何をしているのでしょうか。
今度孫1のフーに聞いてみましょう。

さて、上記の数え歌ですが、さすがに学校ではやりませんでしたが、
母がお手玉を作ってくれると自分で試しにやる時に歌っていました。
母は器用に三つのお手玉を繰っていました。
当時の私は歌の意味も分からず、ただ丸暗記していました。
幼い頃覚えたことはいくつになっても忘れないものなんですね。
お手玉をすると自然に「一列談判・・」と口をついて出てきます。
夫は「お前、何時代のひと?」と呆れて笑っていますが。

先日、娘の所で随分前に作ったお手玉があったので、
「お手玉はこうやって遊ぶのよ」と孫3のセーに教えたところ、
歌のゴロがいいのか、大ウケしました。
まだお手玉はうまくできないので、歌いながら投げるだけですが、
10の[東郷大将万々歳~」がツボのようで最後になると笑い転げます。
娘も「随分怖い歌だね~こんな歌でお手玉したの?」と大笑いです。

明治生まれの祖母が大正生まれの母に教え、母は昭和生まれの私に教え、
私は娘を通り越して平成生まれの孫にこの数え歌を教えました。
多分、孫はこの数え歌のことは忘れてしまうでしょうが、
記憶の片隅にでも残っていればいいなと思います。
また、お手玉を作ってフーやコーにも教えなければ・・・^^


今日は随分暖かかったです。
買い物ついでに散歩をして、満開の梅の木に逢いました。


読書覚書28年6月~12月

2017-01-23 22:39:40 | 読書

                                   森の図書館隣の東深井古墳公園

28年6月

*高慢と偏見(上下)  ジェーン・オースティン (岩波・富田彬訳)

所はのどかなハーフォードシア。ベネット家には五人の娘がいる。その近所に、独身の資産家ビングリーが引越してきた。―牧師館の一隅で家事の合間に少しずつ書きためられたオースティン(1775‐1817)の作品は、探偵小説にも匹敵する論理的構成と複雑微妙な心理の精確な描出によって、平凡な家庭の居間を人間喜劇の劇場に変える。


*スキン・コレクター   ジェフリー・ディーヴァー

科学捜査官リンカーン・ライムは、犯罪の天才ウォッチメイカーが獄中で死亡したとの報を受けた。その直後、新たな難事件がもちこまれる―腹部に謎めいた文字を彫られた女性の死体が発見された。犯人はインクの代わりに毒物で刺青を刻み、被害者を毒殺したのだ。現場で発見できた証拠物件はごくわずかだったが、犯人が残した紙片はニューヨークで起きたある連続殺人に関する書籍の切れ端だった―ライムが解決した“ボーン・コレクター”事件である。犯人はボーン・コレクターの手口とライムの捜査術に学び、殺人をくりかえしているのか?次の犯行はどこで起きるのか?被害者に彫られた文字は何を意味する?スキン・コレクターの真の狙いはいったい何か?すべてを解くカギは証拠の中に!“ドンデン返しの魔術師”ディーヴァーが放つ会心作。緻密な伏線と手がかりから、二重三重に擬装された衝撃の完全犯罪が浮かび上がる!


*いつか晴れた日に   ジェーン・オースティン

分別を重んじ、恋心を抑える姉。感情のままに思いをぶつける妹。みどり豊かな19世紀英国の田園を舞台に、対照的な姉妹の結婚への道を暖かく描く、英国文学の傑作。


7月

*蛇の形   ミネット・ウォルターズ

ある雨の晩、ミセス・ラニラは、道ばたで隣人が死にかけているのに出くわしてしまう。警察の結論は交通事故死。だが、彼女には、隣人の死に際の表情が「なぜ私が殺されなければならないのか」と訴えていたように思えてならなかった。それから二十年後、ミセス・ラニラは殺人の証拠を求め、執念の捜査を開始する。人間の内に潜む邪悪なものを描き出す、ウォルターズの傑作長編。


*エマ(上下)  ジェーン・オースティン

土地の名家に生まれ、美しく聡明で裕福で…、あらゆる資質にめぐまれた21歳のエマ。ハイベリーに女王のように君臨する彼女が、自分を敬慕する若いハリエットの縁結びに乗り出した。のどかに流れる村の日常のあれやこれやとともに、あやまちや失敗を越えて微妙な変化を見せるエマの心理を余すところなく描きだす。


*説き伏せられて   ジェーン・オースティン

愛しながらも周囲に説得されて婚約者と別れたアン。八年の後、思いがけない出会いが彼女を待ち受けていた…興趣ゆたかな南イングランドの自然を舞台に、人生の移ろいと繊細な心のゆらぎがしみじみと描かれる。オースティン最後の作品。


9月

*時の娘   ジョセフィン・テイ

英国史上最も悪名高い王、リチャード三世——彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド探偵登場。探偵小説史上に燦然と輝く歴史ミステリ不朽の名作。


*ユートピア   湊かなえ

地方の商店街に古くから続く仏具店の嫁・菜々子と、夫の転勤により社宅住まいをしている妻・光稀。そして移住してきた陶芸家・すみれ。美しい海辺の町で、三人の女性が出会う。自分の居場所を求めて、それぞれの理想郷を探すが―。


*村上ラヂオ   村上春樹

著者の50のエッセイと大橋歩の銅版画101点のコラボレーション。雑誌「anan」の好評連載が一冊に。しみじみ、ほのぼの。あなたの心にすとんとしみる、久しぶりのエッセイ集。


10月

*おおきなかぶ むずかしいアボカド(村上ラヂオ2)   村上春樹

なぜ、アボカドはむずかしい?究極のジョギング・コースってどこだろう。アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、ロシアと日本のかぶをめぐる昔話の違い…etc。小説家の抽斗から飛び出す愉しいエピソードの数々。長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された人気エッセイ・シリーズ52編


*サラダ好きのライオン(村上ラヂオ3)   村上春樹

男がオムレツを作るとき、どんな風景がいちばんふさわしいでしょう?おたくの猫には、音楽の好き嫌いがあると思いますか?村上春樹さんは占い師として、はたして大成したでしょうか?最新のムラカミ情報満載の「村上ラヂオ」第三作。


11月

*マチネの終わりに   平野啓一郎

出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。


*空白を満たしなさい   平野啓一郎

世界各地で、死んだ人間がよみがえる「復生者」のニュースが報じられていた。生き返った彼らを、家族は、職場は、受け入れるのか。土屋徹生は36歳。3年前に自殺したサラリーマン、復生者の一人だ。自分は、なぜ死んだのか?自らの死の理由を追い求める中で、彼は人が生きる意味、死んでいく意味を知る―。私たちは、ひとりでは決してない。新たな死生観を描いて感動を呼ぶ傑作長編小説。

12月

*ガール・オン・ザ・トレイン(上下)   ポーラ・ホーキンス

(上) 夫と離婚し、酒浸りの日々を送るレイチェル。彼女は通勤電車の窓から、一組の幸せそうな夫婦を見つけ、昔の自分の姿と重ね合わせていた。その夫婦の家は、かつての自宅に近接しており、元夫は当時の家で新しい妻子と暮らしているのだった。絶望と闇を抱える女性三人の独白で描く、サイコスリラーの傑作!

(下) ある朝、レイチェルは電車の窓から、理想としていた主婦の、不倫現場を見てしまう。その直後、主婦は行方不明に。失踪か、殺人か。捜査が難航する中、彼女の過去が徐々に明かされる。レイチェルは「真相」を告げようと被害者の夫に近づくが、それが悲劇の始まりだった。世界で絶賛された英国ミステリー、驚愕の結末。



11月に読んだ「空白を満たしなさい」は感動しました。
人と人とのありようが分人という概念で捉えられていて、その感覚がストンと心の中に入ってきました。
ただし、机の上にのっている本を見るたびの「空腹を満たしなさい」と読めてしまうのには困りました。
いつも腹減らしなもので・・・^^;

9月に読んだ「時の娘」は「史上最高の推理小説」で歴史ミステリー部門で1位を、総合で4位をとったというだけあってとても読み応えのある小説でした。


初春の・・・

2017-01-09 15:03:40 | 日記・その他
初春の 柔らかな陽に 延びる影


お粗末な俳句を一つ。 お正月草々失礼いたしました^^

今年もよろしくお願いいたします。

我が家は穏やかなお正月を過ごしましたが、世界には不穏な空気が流れていますね。

大ヒットしている「君の名は」や、古くは「王子と乞食」、「おれがあいつで、あいつがおれで」等の物語は
自分とは違う他者に入れ替わることでその状況や環境、立場など思いやることができるようになるというものです。

物語のように、他人と入れ替わることはできなくても、人間には想像力というものがあります。
想像力は人に授かっている素晴らしい能力です。他人の気持ち、立場や環境を想像して思いやる・・・
そんなことを昔の人も現代の人も言葉や映像を通して訴えかけているのではないでしょうか?

正月の晴れた日にそんな話をしながら、夫と二人初散歩を楽しみました。


今日9日は上の孫娘フーの10歳の誕生日です。
皆の好きな近所のレストランでバースディ・ランチをしてきました。
フーの歩む十代が素敵なことで満ちていますように!