
ユーミンの歌に「緑の町に舞い降りて」という曲がある
♪輝く五月の草原を さざなみ遥かに渡っていく
飛行機のかげと雲のかげ 山すそかけ降りおりる
着陸間近のイアホンが お天気知らせるささやき
「Morioka」というその響きがロシア語みたいだった
三つ編みの髪をほどいてごらん タラップの風が肩に集まる
もしも、もしもこの季節 尋ね来ればきっとわかるはず
あなたが気になりだしてから 世界が息づいている♪
「盛岡」というと必ずこの曲が頭に浮かんでくる。
正確には盛岡には空港はない。
花巻空港が最寄の空港であるが細かい点には目を瞑って、
ユーミンに歌われている「緑の町・盛岡」へ行って来た
今回は飛行機でなく列車の旅。
盛岡へは大宮から新幹線で2時間、あっという間に着いてしまう
もう少し列車の旅を楽しみたいところだが、母をショートステイに送り出してからの
出発なので急ぎ足の旅行には移動時間が短いのは有難い
盛岡旅行の目的はズバリ「盛岡に行ってわんこそばを食べよう!!」である
実は何年か前にも同じ企画をたてたが、直前になって行かれなくなってしまった
今回はリベンジの旅。
食べる気満々で訪れたのはわんこそばの老舗の「直利庵」

わんこそばはいわばお蕎麦の食べ放題というもの
ほんの一口のそばをお椀に受け、好みの薬味を入れて食べる
椀が空くとすかさず仲居さんが「どんどん」とか「さぁ じゃんじゃん」といいながら椀に蕎麦をいれる


ちょっとやらせだが(笑)、こんな具合にお椀によそってもらう
夫120杯 私51杯 食べた
美味しかったけど、当分お蕎麦はいいかな^^;
盛岡は石の産地なのか、色々なところに石にまつわる話がある

この写真は裁判所にある「石割桜」 花の時期は見事だろう
大きな花崗岩の割れ目に桜の種が飛び芽吹いたものという
花崗岩の周囲はやく21メートル 樹齢は350~400年とのこと
この他に盛岡城址公園の中に「石割ケヤキ」があり、別の場所には「石割梅」というのもあるそうだ


ここは岩手という名のいわれが伝わる三ツ石神社
**その昔、この地方に羅刹といわれる鬼が住んでいて村人を悩ませていた。
村人は三ツ石の神様にお祈りをして鬼を捕らえてもらい境内にある巨大な三ツ石に縛り付けた。
鬼は二度と悪さをしないし、又二度とこの地方にこないことを誓ったので約束のしるしとして三ツ石に
手形を押させて逃がしてやった。この岩に手形を押したことが「岩手」の県名の起源といわれている**
ちょっと足を伸ばせば啄木の故郷の澁民村や小岩井牧場などみるところはいろいろあるのだが
一泊だけだったので、市内歩きだけで終わってしまった
短いけど楽しい旅だった
トップの写真は北上川に架かる開運橋から写した岩手山
雨の予報が外れ、晴れて暖かい一日だった