グレンおばさんのお花畑

家族の記録、季節の花たちの写真をポツリ、ポツリ紹介していきます。

読書覚書 7月~9月

2010-10-04 20:34:25 | 読書




☆秘密    P・D・ジェイムズ

ジャーナリストのローダが長年放置してきた顔の傷痕を消す決意をしたのは、母親の再婚がきっかけだったのかもしれない。高名な形成外科医を訪ねた彼女は、医師の所有する荘園に滞在して手術を受けることになる。庭には古代のストーンサークルがあり、そこでかつて魔女が処刑されたという伝説が残っていた。手術の夜、そのストーンサークルに不審な光が…そして翌朝、ローダはベッドで扼殺死体となっていた。ダルグリッシュ率いる特捜チームが現場に急行するが、事件の影にはさまざまな秘密が!シリーズが、ついに重要な節目を迎える話題作。


   尊敬するジェイムズ女史、もう90歳になられるという。この本を書いたのがなんと88歳!
   素晴らしい知力と体力ですね
   


☆告白     湊かなえ


我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。


☆ラッシュライフ     伊坂幸太郎


泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。


☆小さなおうち     中島京子 


赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。     

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2 コメント

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おはようございます (ポージィ)
2010-10-05 08:42:36
お写真手前の黄色のランタナ、私も今年初めて植えてみました。
秋になったらグングン旺盛ですね!glennさんのお庭のも
とっても元気そう。うちのは大して大きくもない鉢植えなので
すぐ根詰まりして枯らしそう…(^^;)

7月8月はむさぼるように本を読みましたが、このところ
目を休めようかと読書中断中です~。ちっとも休まりませんが。
目を開けている限り何かを見ているのですから当然ですね。

今回はコレ私も読みました!っていうのはありませんでした。
でも湊かなえさんのこのデビュー作の次のは読みました。
この夏私が読んだのは日本版ファンタジー(シリーズものいくつか)
と食堂かたつむり、しいちゃん日記、他にもあったかな?
ファンタジーのシリーズ物はまだ続いているので
早く次が出ないかなぁと心待ちにしています。そしたらまた
目を酷使しそうですが。
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ありがとうございます (glenn)
2010-10-05 14:21:03
ポージィさん こんにちは

ポージィさんも黄色のランタナを植えられたのですか~
お揃いですね~ ちょっと嬉しいわ
夏の間はちっとも茂らなくて、抜いてしまおうかと
思ったのですが、このところグングン育ってきて
花も沢山咲き出しました
花たちも今年の暑さは苦しかったのね~
夏の間、元気がよかったのは唯一ランタナの手前の
ワイヤープランツだけでした
あっ それと雑草ね・・・^^;

そうですか、今回はかぶりませんでしたか
「小さなおうち」はもしかしてお読みになったかなぁと思ってました
続きを楽しみにできる本ってなかなか出合えませんよね
若い頃のワクワクした気持ちを思い出します^^

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