そういうものに私はなりたい

ロハスな日常と非日常な旅を綴るブログ。

志賀草津高原ルート~北信キャンプツーリング (2日目)

2012年05月08日 20時59分18秒 | Weblog
 朝5時ころ目が覚める。
途中、2回くらい目が覚めたが、十分睡眠はとれた。

 ぽつぽつとテントから雨音がする。夜は降ったらしい。
熊が冬眠から覚めるように、テントから抜け出すと、人と目があった。

 ぎょっとして、あたりを見回すと10人くらい、人がいる。
こんな早朝で陽の登る前の時間帯に、こんな場所に何故?

 私もびっくりしたが、その人たちもテントから熊がでてきたと、
もっとびっくりしたと思う。

 よく観察すると、みんなカメラを持っている。しかも、プロが使うような
大型のカメラだ。

 事情を聞いてみると、ここ北竜湖は、東山魁夷の日本画のような写真が撮れるスポット
として有名だそうだ。



 ここに白馬がいれば、そのまま東山魁夷の世界だ。




 風景カメラマンの人は静かだと思っていたが、意外と騒々しい。

「おー、風がやんだぞ!うおぉー!」

「よし!霧が出てきた」

 感嘆の声が上がる。自然の景色は、表情がすぐに変わる。



 聞けば、この日の撮影条件は、良かったらしい。
こんないい日に、こんないい場所で、キャンプできるなんて君は幸せだよ。
と言われた。
 確かにそうかもしれない。



 朝飯は、ご飯を焚き、カレーを温め、ネギのみそ汁にした。
カメラマンのおじさんと話をしながら、準備したので、火加減が悪かったのか、
ご飯の底を焦がしてしまった、

 飯を食べて、景色を眺めながらまったりしていたら、雨がやみ、
晴れ間が見え始めた。

 雨で濡れたテントの幕をはずし、天日で乾かす。
この日は、たまたま雨が降っても、晴れてきたから、テントを干すことが
できたから、良かったが、出発のときまで、雨が降っていたら、最悪だな。

 キャンプは、晴れの日に限る。

テントを乾かすのに時間がかかり、遅めに出発。
ま、特にどうしても、という予定もないので、問題はない。

 野沢温泉の昨日とは違う共同浴場で朝風呂に入る。
 


その後、道の駅に移動して、休憩と情報収集。



 飯山城跡を見学。きれいな花が咲くほかは、あまり見どころはない。



 せっかくなので、昼飯に有名な富倉そばを食べて帰ろう。
はしば食堂という、少々おんぼろな店。
 すごい田舎だった。



 店の外観に反して、洗練された蕎麦、名物の寿司も食べた。
自分は、蕎麦専門のブログも運営していて、いろんな蕎麦を食べてきたが、
これは、かなり上質の蕎麦であり、本物だと思う。

 付け合わせの山菜がうまい。

 高速道を使うと渋滞するのが目に見えているので、大きな峠を三つ越える
ルートで帰路についた。

 途中、ぽつぽつ雨が降り始めたので、コンビニにとまったら、ザーと
大雨が降りはじめた。立ち読み見して、雨が止むのを待つ。
 バイクで長距離ツーリングをすると、雨を避けて通れないので、
うまく雨をやりすごすのもツーリングのテクニックの一つだ。



 佐久の丸山コーヒーで休憩。おしゃれでかっこいい建物。
おいしいコーヒーを飲み落ち着けて、ゆっくり休める。
 


 ただし値段は高いが、それだけの価値はある。



 十石峠を抜けて、日が暮れる前に帰還。
帰りの峠道は、渋滞関係なし、対向車もほとんど出会わなかった。

 燃費は33.3km/㍑
大きな峠を何度も越えたし、荷物もあったので、こんなものかな。
 宿泊代と、食事代が浮くので、それほどお金はかからない。

 初めてのキャンプツーリングは、大成功であった。
また、どこかに行ってみよっと。