いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

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神田神保町「スマトラカレー 共栄堂」(いけふくろう通信第508号)

2008-03-08 15:18:28 | グルメ(お店情報)
さて、こちらは、2月29日いわゆる閏日に食べにいったお店です。
前からずっと気にはなっていたのですが、「苦い」というあまり芳しくない評判ばかりが先行してしまい、
なかなか訪れる機会がありませんでした。

今回は、勇気を出して、というほどでもないのですが、
せっかくだから食べにいこうと思い、
いや、季節限定の「焼りんご」がとっても気になってしまい、
訪れることになりました。



場所は、いわずとしれた書籍の街、神田神保町。
ここには、数多くのカレー屋さんが軒を連ねていますが、
それは、「本を片手に食べられるから」という説もあります。


そして、この神田共栄堂はそういったカレー屋さんの中でもかなり特殊な製法が特徴的です。
何種類ものスパイスを鍋で炒め、少し焦がし、風味をつけて、独特の黒色が強いカレーとなるわけです。

私は、まずは新参者ですので、定番であろうカレー(ポーク)を注文しました。
で、ビックリしたのが、このお店の接客の早さでした。

座った瞬間に、すかさずスープ、スプーン、お水がきて、ご注文は決まりましたか?の言葉。
ちょっと考えますと答えて、決めて、「じゃあ、ポークのカレーと焼りんごをお願いします」といえば、
すぐに厨房に向けて、カレー1、焼りんご1の合図が飛びました。

そして、何秒でしょうか。1分は経っていないうちに、おそらく30~40秒くらいで、
カレーがやってきました。

やってきたカレーは、確かに黒かったです。
それは、ご主人がスマトラ島で出会ったカレーをそのまま私たちに届けてくれるものでした。







味は、思ったよりも苦くなく、むしろとてもとても深い濃い味わいのカレーで、
今までに食べたことのないある意味、驚きを隠せない味わいのカレーでした。

もちろん、具である豚肉もとっても軟らかく煮てあり、とっても食べやすかったのであります。

そして、辛みもそんなになく、辛いのが苦手な方にもオススメできるカレーでした。


つづいて、お楽しみの「焼りんご」。
これは、「焼りんご」というものの、むしろ、りんごまるまる一個を煮てあるものでした。
まずは、その大きさに圧倒されつつも、何ともいえないきれいな色、甘酸っぱい香りに魅了されました。











「お好みでミルクをかけて、お召し上がりください」とのことでしたので、
最初は何もかけず、そのまま、食べることにしました。
いや~、形が崩れないのに、スプーンを入れると簡単に切れるということに、ビックリしましたが、
味も予想以上のおいしさ。
甘さが控えめ、そして甘さだけではなく、酸っぱさもあるというりんごの特徴を引き出す
調理法なんでしょうか。
実に旨い。

そして、ミルクをかけると、また違った味に変わるんです。
なんというか、まろやかになって、甘みはそのままで酸味が和らぐといった感じです。

最初は、こんなにまるまる一個のりんごをたべられるのだろうかと思いましたが、
あっという間にペロリと完食。
ごちそうさまでした!

ちなみに、カレーは800円、焼りんごは500円でした。

<参 考>




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