森田正光『お天気キャスター森田正光の知っておきたいいまどきお天気事情』（いけふくろう通信第84号）

こんばんは、「いけふくろう通信」編集長のムッシュ・いけふくろうです。
この度は、読者の皆様方に、何度もご期待をさせておきながら、
結局、再開が12月5日となり、19日間も記事の更新が遅延してしまい、
誠に、申し訳ありませんでした。

再開、第１号は、オススメの書籍を紹介致します。

その本日のオススメは、この本。

森田正光『お天気キャスター森田正光の知っておきたいいまどきお天気事情』（文芸社、2005年）です。

　お天気キャスター森田正光の知っておきたいいまどきお天気事情　1,260円（税込）送料別

書評というわけではないのですが、この本を読んだ感想としては、
近年の異常気象を、本当に身近なことから説明をしたり、大局的な視点から説明したりと
色々と工夫がなされており、とても読みやすい印象を受けました。

なかでも、第１章において、地球の異常気象問題に関して、
「都市気候が地球全体にまで影響を及ぼしつつある」点に警鐘を鳴らし、
小さな問題を小さい内に根を絶つことの必要性を述べている点は、
現在の異常気象問題の解決策、大局的にいえば、環境問題の解決策としては、
妥当性を有していると思われます。

その他にも、
・東京の気温が40度を超える日が来る？
・ヒートアイランドより怖い乾燥化現象
・大気汚染は江戸時代に比べて1000倍に！
といった非常に恐ろしく、しかし、本当に早急な対策を練っていかなければならない
現状を取り上げています。

また、身近な視点からは、見出しの中から少しピックアップしますと、
・いちごの旬はなぜ春から冬になった？
・黒い下着は老化のもと？
・洪水の賜物？甲子園球場誕生秘話
といった多少、雑学的なものも含まれています。

ちなみに、お天気キャスターの苦労話や気象予報士試験の話題も第９章で
扱われており、気象予報士やお天気キャスターを目指す方は、一読の価値が
あるといえるでしょう。

ぜひ、ご一読されることをオススメ致します。

(m.i)