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2009年「アジア・パラアートTOKYO」(いけふくろう通信第542号)

2009-09-14 00:57:39 | イベント・お祭
週末日記というわけではありませんが、
今日は2009「アジア・パラアートTOKYO」を紹介します。





このパラアート展は、アジア(遠くはカザフスタンやイスラエル)で暮らす
障害者の方々が日頃、描いた絵画を展示するもので、
なんと今回が記念すべき第一回目だということでした。

作品は200点近くもあり、
油絵、水彩画、貼り絵、紙を何層にも重ねた絵など描く方法もさまざま、
その素材も動物、建物、自然など、とさまざま。

なかでも特に私が惹かれた作品は、
1)石本章子さんの「阿波おどり」と
2)花松れいなさんの「八福神」。

石本章子さんの「阿波おどり」は、貼り絵で色づかいがとてもキレイで、
また、その躍動感も伝わってきました。

すると偶然にも、作者の石本さんから声をかけていただきました。
そして、石本さん曰く「そんなに上手くないですよ」と、とても謙虚。
私は「いやいやそんなことはありません、今にも絵から踊っている人たちが
飛び出してきそうです」と返答し、貼り絵の描き方を詳しく、教えていただきました。

また、花松れいなさんの「八福神」は、その描き方がとても印象的でした。
つまり、七福神ならぬ八福神が描かれているのですが、
じっくりと近づいて見てみると、なんと漢字の「福」の字が、いろいろな色で、
描かれ、それが模様となり、キャンバスいっぱいに描かれ、
一つの絵となっていたのでした。
(伝わりますかね?描き方?)

その他にも、素敵な作品がたくさんありましたが、
ここではすべてをご説明することは、残念ながらできません。

ただ、一つ言えることは、
「作者の気持ちが絵にまっすぐに反映しているな」ということ。

たくさんの絵、しかも作者が大勢の展示会を見る機会がなかった
私にとって、今日はとても印象に残る日となりました。

それは、「絵」という一つの作品をとっても、
描き方、素材などが作者の数だけあって、
どれが最高というのではなく、それぞれに味わいがあり、良いところがある訳で、
それは、言ってみれば、「人」の個性に繋がるということを
改めて、実感することができたからです。

ぜひとも会場にて、ご覧いただくことをオススメします。

場 所:西武ギャラリー(池袋西武旧イルムス館2階)
日 時:9月16日15:00まで
*入場無料

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~ムッシュ・いけふくろう~


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