早速、池袋シネマサンシャインにて、鑑賞してきました。
概要は、前号に掲載してありますが、一部、再構成して、掲載いたします。
(一部、ネタバレあり)
<制作経緯>
本作品は、荻原 浩 氏 原作の同名小説『明日の記憶』の映画化。
渡辺 謙 氏 が、2004年に同小説を読み、是非、映画化をしたいと思い、
著者(編集部気付)に手紙を出し、実現した作品。
その渡辺 謙 氏 が初めてエグゼクティブ・プロデューサーを務め、
『金田一少年の事件簿』、『ケイゾク』、『池袋ウエストゲートパーク』、
『トリック』等を手がけた堤 幸彦 監督が映像化をする。
<作品概要>
主役は、広告代理店で第二営業局部長として勤める佐伯 雅行(渡辺 謙)、50歳。
仕事は順調そのもの。
一人娘の梨恵(吹石 一恵)は24歳になり、若手建築家・伊藤 直也(坂口 憲二)
との結婚を数ヶ月後に控えていた。
ところが、ある休日、娘の婚約者・伊藤に会いに行こうとし、車に乗り込もう
とするとキーがない…。やっとのことで探し、出発するも、高速道路の出口を
通りすぎてしまう…。
妻・枝実子(樋口 可南子)は、心配し、病院へ行こうと持ちかける。
しかし、夫は、仕事を理由になかなか病院へ行こうとしないが、妻の説得により、
何とか連れて行くことに。
内科での診断後、神経内科へも行くよう勧められる。
神経内科の医師・吉田 武宏(及川 光博)は、簡単なテストをし、後日、
MRI検査を受けるように勧める。
雅行は、大きな仕事を理由に今は受けられないと言うが、医師の説得もあり、
受診することに。
その後、受けたMRI検査では…、「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。
佐伯は、悩み、苦しむが、妻・枝実子は、それを根気強く、献身的に支える。
佐伯の記憶はどうなるのか?
若年性アルツハイマーとなった雅行と彼を支える妻・枝実子、そして、会社の
部下や得意先の河村篤志(香川照之)らとの関係を描く。
オフィシャルサイト http://www.ashitanokioku.jp/
荻原 浩『明日の記憶』(光文社・2004年)1,575円(税込)
<評 釈>
先日、「若年性アルツハイマー病」が流行っているという新聞記事(読売新聞
朝刊・連載=医学ルネサンス・2006年4月3日~4月14日・全9回)を見かけた。
最初は、へぇ~、という程度で、そこまで、深く考えることはなかったが、
今回、この映画を見て、「若年性アルツハイマー」患者を取り巻く環境を
少しだけ、垣間見ることができた。
特に、何度か登場する雅行の記憶が過去にさかのぼり、現実と過去が入り交じる場面は、
非常に考えさせられ、「アルツハイマー」患者の苦悩の様子が感じ取れた。
少子高齢社会を迎えたわが国。今後、「アルツハイマー」患者が増えていくのでは
ないかと考えると、多く世代の人に見てもらい、色々と「考える」きっかけにして欲しいと感じた。
~ムッシュ・いけふくろう~
概要は、前号に掲載してありますが、一部、再構成して、掲載いたします。
(一部、ネタバレあり)
<制作経緯>
本作品は、荻原 浩 氏 原作の同名小説『明日の記憶』の映画化。
渡辺 謙 氏 が、2004年に同小説を読み、是非、映画化をしたいと思い、
著者(編集部気付)に手紙を出し、実現した作品。
その渡辺 謙 氏 が初めてエグゼクティブ・プロデューサーを務め、
『金田一少年の事件簿』、『ケイゾク』、『池袋ウエストゲートパーク』、
『トリック』等を手がけた堤 幸彦 監督が映像化をする。
<作品概要>
主役は、広告代理店で第二営業局部長として勤める佐伯 雅行(渡辺 謙)、50歳。
仕事は順調そのもの。
一人娘の梨恵(吹石 一恵)は24歳になり、若手建築家・伊藤 直也(坂口 憲二)
との結婚を数ヶ月後に控えていた。
ところが、ある休日、娘の婚約者・伊藤に会いに行こうとし、車に乗り込もう
とするとキーがない…。やっとのことで探し、出発するも、高速道路の出口を
通りすぎてしまう…。
妻・枝実子(樋口 可南子)は、心配し、病院へ行こうと持ちかける。
しかし、夫は、仕事を理由になかなか病院へ行こうとしないが、妻の説得により、
何とか連れて行くことに。
内科での診断後、神経内科へも行くよう勧められる。
神経内科の医師・吉田 武宏(及川 光博)は、簡単なテストをし、後日、
MRI検査を受けるように勧める。
雅行は、大きな仕事を理由に今は受けられないと言うが、医師の説得もあり、
受診することに。
その後、受けたMRI検査では…、「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。
佐伯は、悩み、苦しむが、妻・枝実子は、それを根気強く、献身的に支える。
佐伯の記憶はどうなるのか?
若年性アルツハイマーとなった雅行と彼を支える妻・枝実子、そして、会社の
部下や得意先の河村篤志(香川照之)らとの関係を描く。
オフィシャルサイト http://www.ashitanokioku.jp/
荻原 浩『明日の記憶』(光文社・2004年)1,575円(税込)
<評 釈>
先日、「若年性アルツハイマー病」が流行っているという新聞記事(読売新聞
朝刊・連載=医学ルネサンス・2006年4月3日~4月14日・全9回)を見かけた。
最初は、へぇ~、という程度で、そこまで、深く考えることはなかったが、
今回、この映画を見て、「若年性アルツハイマー」患者を取り巻く環境を
少しだけ、垣間見ることができた。
特に、何度か登場する雅行の記憶が過去にさかのぼり、現実と過去が入り交じる場面は、
非常に考えさせられ、「アルツハイマー」患者の苦悩の様子が感じ取れた。
少子高齢社会を迎えたわが国。今後、「アルツハイマー」患者が増えていくのでは
ないかと考えると、多く世代の人に見てもらい、色々と「考える」きっかけにして欲しいと感じた。
~ムッシュ・いけふくろう~